まつのベジタブルガーデン

大阪府ギネス認定!糖度世界一!!包近の桃

まつのベジフルサポーターレポート

大阪府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ジュエルフルーツクリエイターの万ノ 記子(マンノノリコ)です。

日毎に陽射しが強くなり夏の訪れを感じます。暑い夏のシーズンに旬を迎えるフルーツもたくさんありワクワクしますね。今回はその中でもギネス認定の桃として有名な大阪府・岸和田市包近(かねちか)の桃をご紹介致します。
桃 11
大阪府の南部、岸和田市・金近の街は桃の栽培がとても盛んです。桃の糖度世界一のギネス記録を持つマルヤファームさんも包近の桃農家の1軒です。作り手の松本隆弘さんにギネス認定秘話など色々とお話をお伺いしてきました。
桃 2
春には桃の花が咲き乱れピンク色に染まる畑が一面に広がっています。桃 1
満開に咲いている花ですが、枝から上向きに咲いている花を落とし、下向きの花だけを残す摘蕾(てきらい)という作業が施されます。最終的に収穫する時には一枝に一つの実を残すそうです。

包近のもも
6月から収穫が始まっている『日川白鳳』。「糖度はまだまだですよ」と仰っていましたがなんと軽く17度超えの高糖度!
桃 10
うっすらと斑点のような模様がある桃が甘いと選び方を教えて頂きました。桃 5
7月初旬から本格的に出荷が始まった白鳳がたわわに稔っています。桃 4
こちらは既に糖度24度を超えており今年度も美味しい桃に期待が高まります。この白鳳の収穫が終わる頃から糖度でギネス認定を受けた世界一甘い桃 まさひめの収穫が始まります。平均糖度22.2度でギネス世界記録に認定され一躍有名な桃になったのですがここに至るまで様々なご苦労があったそうです。桃
微生物を利用した土壌改良材に着目しバクタモン栽培を開始された松本さん。独自の肥料配合で手間と費用は約3倍に膨れ上がったそうですが初年度から糖度が飛躍的に上がり糖度センサーも振り切るほどに。当初はしつこい甘さという評価だったのですが地道に改良を重ねられ、今では高い糖度を保ちながらすっきりした甘さで大人気の桃となっています。

これだけの糖度であればワールドギネスレコード社のギネス認定に登録できるのではないかと挑戦されたそうです。ところが、桃の糖度でギネス認定のカテゴリーがなかったため、資料を取り寄せ、英文を翻訳し、大阪府の協力も得ながら認定基準を作り世界でもっとも高い糖度を記録した桃として2014年5月ギネス認定に至ったそうです。1玉の皮を剥き種を除いて実だけをジューサーにかけた平均糖度での認定なのでピンポイントの糖度を測ると30度は超えていたそうです。

【地域の発展】と【日本農業会の躍進】にこれからも役立てるよう頑張りたいとおっしゃる松本さん。松本さんの桃はとても人気でインターネットの予約販売はあっという間に終了してしまいましたが、包近の桃選果場や道の駅【愛彩ランド】高速道路の阪和自動車道岸和田サービスエリアで購入が可能です。

マルヤファーム:http://www2s.biglobe.ne.jp/~usoroban/maruya/
愛彩ランド:http://www.izumino.jaosk.jp/topics/information_aisailand.htm

桃 9

疲労回復効果のある果糖や整腸作用のある食物繊維が豊富で古代中国では魔除けに使われたり不老不死の実や長寿の果実として信じられていた桃。今年の夏は水分補給にもなる旬の時期の甘い桃を楽しんで頂きたいです。

大阪府のまつのベジフルサポーター 、野菜ソムリエ 、ジュエルフルーツクリエイターの 万ノ記子(マンノノリコ)でした。

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