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いよいよ今年もたくさんの果物が
楽しめる季節がやってきました
今回は【桑の実】をご紹介いたします
独特の艶やかな黒い果実に
懐かしさを感じる方も多いのでは…
昔、養蚕は山梨県の重要の産業の一つで、
山梨産の絹織物は
【甲斐絹(かいき)】と呼ばれました。
明治以降、製糸工場が増え、
養蚕技術の向上や桑の品種改良なども進み、
山梨県の一瀬益吉さんによって発見された
【一瀬桑(いちのせくわ)】は、
全国に広がり、各地で栽培されるようになりました。
今も山梨県市川三郷町に親株があり、
県の天然記念物に指定されています。
その後、養蚕業は衰退の一途をたどりますが、
今も県内のいたるところに桑畑が残っており、
甲斐市では、桑の木を観光資源として
活用しようという動きが出てきました。
そこで始まったのが、
【桑の実】の摘み取り体験です
さて、実際に桑畑へ入ってみると…
枝には小さな実がたくさんついていました
最初は白くて硬い実も
熟すにつれて赤から黒に変化し、
柔らかくなっていきます。
これぐらい熟すと、甘みもたっぷり
桑の実の甘酸っぱさとともに
独特の香りが楽しめます
スタッフの方に実の取り方や
美味しい実を見分けるコツなどを教えていただき、
子供たちも早速チャレンジ
こんなにたくさん収穫できました
収穫を楽しんだ後は、
桑の葉茶と桑の葉の天ぷらを
いただきました〜
桑の葉って全く臭みがないんですね
しかも、新芽を天ぷらにすると美味しい
子供たちも喜んで食べていました
さらに、ここでは桑の実の摘み取り体験だけでなく、
桑の葉を摘んで加工した
桑の葉パウダーを販売しています
パウダーを水に溶くだけで楽しめる桑の葉茶。
カルシウム、鉄分、亜鉛、食物繊維が豊富で、
女性にこそ飲んでほしい注目の素材です
フレッシュな桑の実に出会えた喜びとともに
先人が残した桑畑を受け継ぎ、
こうして今も桑が活用されていることを
心から嬉しく思った一日でした…