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大阪府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(マンノノリコ)です 。
日本特有の季節である梅雨。どんよりとした雲が広がり、まぶしく輝く太陽とも久しく顔を合わせていません。梅雨のない北海道が少し羨ましくさえ思えますが、梅雨は盛夏期に必要な農業用水を蓄えるための重要な自然の恵みです。こんな梅雨時期にもスクスクと成長している枝豆を今回はご紹介いたします!
大阪府の中部に位置する八尾市ではぷっくりとよく肥えた実がギッシリ詰まったハウス栽培の八尾えだまめが収穫の最盛期を迎えています!
八尾市の特産ブランドである八尾えだまめ。
粒が大きく、甘みと旨みが豊富で弾けるような食感が特徴です。大阪産(もん)の認定も受け、関西でトップクラスの収穫量がありその人気を広めつつあります。
大きく肥えた実が詰まっていても莢にくびれがしっかりあるのは美味しい枝豆の証拠です。
中には4粒詰まっている莢もあり、四葉のクローバーを見つけたような幸せな気分になれました。
えだまめマイスターで八尾堆肥研究会に所属されている八尾市内の農家さんを訪ね、美味しい八尾えだまめの湯がき方を教えて頂きました。収穫後1日で旨み成分のアミノ酸や糖が半減してしまう枝豆。美味しく食べるには鮮度が一番重要です。収穫(購入)したらなるべく早く湯がくことが一番のポイントです!また、食感が悪くなってしまうので湯がきすぎないことです。
- 枝豆を水洗いして、ひたひたの真水から湯がきます。
- 落し蓋をし、沸騰してから約2分半で茹であがります。
- ザルにあげて湯を切り、乾燥を防ぐためボールに移し冷まします。
- 粗熱が取れた枝豆にお好みの量の塩をして完成。
表面の程よい塩味が枝豆の甘みや旨みを更に引き立ててくれます。
塩水で茹でなくても画像のように色鮮やかに茹で上がります。枝豆本来の旨みを閉じ込めるため、枝豆の莢の両端も切らず、冷水にもさらしません。
炊きたてのご飯に混ぜれば枝豆の弾ける食感が絶品の枝豆ごはんの出来上がりです!
ゼリー寄せも涼しげで、ヤングコーンやパプリカが枝豆の鮮やかな緑色を引立てます。また、枝豆にはタンパク質、ビタミンB1、カリウム等が豊富に含まれています。栄養価も非常に高く、タンパク質の一種メチオニンはアルコール分解を促進し、肝機能の働きを助けます。二日酔いを抑える効果が期待できるのでお酒のおつまみにも最適です。
八尾えだまめの品種は数種類ありますが、大雪みどりとえぞみどりが主流だそうです。
タネはこちら。
豆腐の原材料でおなじみの大豆です!
それもそのはず、枝豆は未熟な大豆を収穫したもので成長を止めなければ大豆になります。極早生・中早生などを栽培し、時期をずらして収穫されます。そして6月下旬からは露地物の収穫が始まります。
露地物の八尾えだまめの横にちょっと珍しいものがありました。
特徴のある花が咲いています。
こちらはなんと八尾若ごぼうの花です。
この花の中にはタネがあり、これを取出して来季また美味しい八尾若ごぼうを栽培するとのことでした。
地域の特産物を旬の時期に食べる!!これは新鮮で美味しく頂けるうえ、価格が安定していて栄養価も高い。昔ながらの地産地消はとても理にかなった考えだと思います。しかし今は流通が飛躍的に発達し、地域の特産品を新鮮な状態で全国に届けられるようになりました!今が旬の八尾えだまめも全国の皆様にぜひ味わって頂きたいと切に感じた八尾えだまめ畑の訪問となりました!
大阪府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(マンノノリコ)でした。