まつのベジタブルガーデン

大阪府なにわ特産品大阪なすの産地を訪問!

まつのベジフルサポーターレポート

大阪府のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(マンノノリコ)です。

二十四節気では穀雨のある4月。穀雨とは、全ての穀物(百穀)を潤す春の雨の意味で、けむるように降る雨は田畑を潤し、穀物などの生長を助ける時季です。

大阪でも4月は春の雨が続きましたが、ようやく初夏の訪れを感じられるようになってきました。
大阪なすや泉州水なすは初夏の訪れを感じる4月中旬から収穫が始まります。
大阪なすの産地大阪府南部に位置する富田林市(トンダバヤシシ)のアーバンファームASAOKAさんと古川農園さんではすでに収穫が始まっていました。

今回は大阪なすと普段目にすることのない珍しいなすにも出合えましたので紹介させて頂きます!!

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なすの旬は7月~9月なので、夏野菜のイメージがありますが、大阪なすはハウス栽培のため、5月下旬頃には収穫の最盛期を迎えるそうです。

大阪なす

大阪なすには50年の歴史があり、なにわ特産品21品目に選ばれています。
なにわ特産品とは、大阪府内において独自の栽培技術で伝統的に生産され、まとまった生産量があり、なにわの食文化に根差している農産物のことです。大阪なすは品種でいえば千両2号です。

全国的によく出回っている品種ですが、なにわ野菜では共通規格として、通常の千両2号よりも大きいLサイズと呼ばれる18㎝~20㎝の大きさで収穫します。中でも浅岡農園さんでは大きいサイズがより多く採れるように栽培の工夫をされているとのこと。 

生育過程において、食感を邪魔するタネができないように栽培しているため、より大きく育てて収穫してもタネが気にならないそうです。

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大阪なすの大きさを生かして縦1/2に切り煮浸しを作りました。

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出汁・酒・醤油・砂糖で薄めに味付けし、大阪なすの旨みを楽しみました。

今回お伺いした古川農園さんでは大阪なすを使った味噌やジャムなどの加工品も販売されています。

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【大阪なすでみそ】

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【大阪なすでみそ・ちょい辛】

通信販売もお取扱いされています。
少し辛みのある味噌との2種類の味があり、どちらにも大阪なすがゴロゴロと入っています。

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しっかりと大阪なすを感じられる素材に拘ったとても美味しい味噌でした。

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お味噌をのせて頂いたのは大阪きゅうりです。

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大阪きゅうりにも50年近くの伝統があり、なにわ特産品に選ばれています。

そして今回の大阪なすの取材で出合った珍しいなすは、アーバンファームASAOKAさんで栽培されている白なすです。品種はホワイトベル。

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輝く白

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表面がつやっつやでなすの特徴的な色の濃紺色とは真逆です。アクがないので調理する際に水にさらす必要はありません。焼くと、とろけるような食感でとってもジューシーです。

白なすの調理方法はなす自体の旨みを感じられるようにシンプルに調理するのが贅沢な食べ方。輪切りにして塩をふって焼く白なすステーキや天ぷらがお勧めの調理方法です。

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綺麗な薄い緑色が美しいなすは翡翠(ひすい)です。

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枝や葉も紫がかっておらず、薄い黄緑色がとても綺麗でした。

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可愛い縦縞柄のなすはアレキサンドラです。

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インテリアにもりそうな可愛いまだら模様。

こちらのなすも天ぷらなど、シンプルに調理して頂くのがお勧めと生産者さんがおっしゃっていました。これらの珍しいなすの収穫量は大阪なすに比べてかなり少ないとのこと。大阪なすは1株あたりおよそ100本の収穫量がありますが、アレキサンドラは 1株当たり約40本しか収穫できないそうです。

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まだまだ目に触れる機会の少ない貴重な珍しいなすです。産地見学させて頂き、農家さんが拘って生産された大阪なすや珍しいなすの数々に出合うことができて本当にラッキーでした。皆様にもこの感動をお伝えできましたでしょうか。

浅岡農園・アーバンファームASAOKAサンでは甘いだけではなく、酸味と甘みのバランスと旨みにまでこだわった絶品のミディトマトも栽培されています。また、こちらもご紹介したいと思います!

大阪府のベジフルサポーター万ノ記子でした。

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