こんにちは。
ベジフルサポーターの久保ゆりかです。

先日、松野社長と共に福岡市西区「高貴ファーム」さんへ産地視察に伺いました。高貴ファームさんは、冬場に約40種類の奇跡の野菜「高貴やさい」の栽培をしていますが、「とにかく美味しい」と評判のお野菜。その美味しさの秘密を探ってきました。

生産者の高橋弘毅さんは、栽培する作物にとって最適な環境を作り出すことを第一に作物が健康になる状態にしています。その為、人工的な農薬や肥料をほとんど必要としないという栽培方法。不耕起栽培！環境を整える事で、自然と無農薬になってきたそうです。

今の季節はぶどう、いちじくの生産がメインです。直売所の後ろに大きなハウスがあり、世界のぶどうが鉢植えでたくさん栽培されていました。ぶどうの品種は40～50種類も！！

高貴ファームさんは、なるべく畑に手間をかけない、農薬を使わないをモットーに栽培されているので、草や虫と共存していく栽培方法･･･クモもいました(笑)

表面は、黄緑色のいちじく「バナーネ」

福岡はいちじくの生産量が全国2位ですが、メイン品種は桝井ドーフィン。高貴ファームさんの無農薬バナーネはとても貴重ですね！！バナーネは、薄皮なので皮ごと美味しくいただける品種。とろーり、ねっとりとした食感、大好きです。

高貴ぶどう、高貴いちじくのドライフルーツとも出会いました！
時間をかけてじっくりと低温乾燥。旨みがぎゅっと詰まっていて、美味しかったです。

夏場はぶどう、いちじく、冬場は「高貴やさい」をメインに作られていますが、不耕起栽培の畑、夏場はこんな草むら状態（驚）夏場は、しっかり畑を休ませつつ、土づくりをしているそうです。

地面にはマルチが張られていました。冬野菜を植え付ける前にマルチの上の草だけを刈り取り、マルチの穴に苗を植えていくそうです。

ねずみ避け対策の風車。

その場で、スイスチャードやハーブをいただきました。
「自然の力を最大限に活かした野菜」は野菜本来の味。味が濃く、力強く、しっかりとしていて、感動の味。表現が難しいですが、忘れられない味でした。

採りたての夏野菜もいただきました。

小さな畑に、なす、ピーマン、唐辛子･･･。炭を混ぜて微生物を活性化させた畑に、たくさんの種類の野菜を植えつけていくので、作物は多種混在。お互いが切磋琢磨して野菜同士が競争し、それぞれが好きな栄養素を摂取する為強くなっていくそうです。豊かな土壌で多種多様な野菜がそれぞれの個性を伸ばしながら育てていく栽培方法。野菜の味が濃くて、本当に美味しかったです！

「高貴ファーム」さんのフェンネルとバジル。1週間冷蔵庫に入れていますが、本当に溶けない！！不思議な事に腐らないそうです！！腐らないお野菜を聞いた事ないですが、続けて研究中･･･

次回は「高貴やさい」の定植後に、またお話を伺いたいと思います。
高橋さんご案内を有難うございました。