まつのベジタブルガーデン

兵庫県ブームで終わらせたくない「塩レモン」

まつのベジフルサポーターレポート

兵庫県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの坂田理恵です。

前回の記事では、広島産レモンについてご紹介させていただきました。(こちらを参照→広島産希少レモン「宝韶寿」)今回は、その続編です。広島産レモンを使って「塩レモン」を作ってみました。レモンは皮ごと全部利用するので、防カビ剤やワックスなどの影響を受けない国産品を使うほうが安心です。国産レモンの旬は、晩秋から冬にかけて。ちょうど今が塩レモンの仕込みにぴったりの季節なんですよ。

DSC_3826_m

塩レモンは、お肉や魚を漬け込んだり、パスタや野菜料理の隠し味として、また、オリーブオイルなどと合わせて、ドレッシングを作ったり、いろいろな使い方ができますね。完成後は冷蔵庫で長期保存も可能。発酵調味料として、優れたチカラを発揮してくれます。

(材料)
国産レモン3個(約280~300g)
天然塩50g

保存容器を用意していただくと、準備完了です。今回は、広島産大長レモンを使いました。

DSC_3782_m

(作り方)
(1)保存容器を洗浄・熱湯消毒しておきます
(2)レモンの皮を洗い、くし切りまたは輪切りに
(3)保存容器に塩を適量入れます
(4)レモン1個分を入れます
(5) (3)と(4)を繰り返します
(6)密閉して冷暗所におき、1日数回、保存容器を上下に振り2週間程度で完成

DSC_3845_m
密閉前の様子。

塩分は、レモンの総量の20%程度を目安にしておいたほうが無難です。塩分が20%以下の場合は、カビなど発生するおそれもありますので、なるべく早めに使いきってくださいね。

IMG_6207_m

さて、2週間後。こんなかんじになりました。レモンの果肉が熟成して、ほろほろっと崩れ始めた頃が使い時です。

DSC_5580_m

まずは、ドレッシングに使ってみました。ピンク色は、紅芯大根をすりおろしたもの。このきれいなピンク色を、なんとかドレッシングに使いたいな、と、オリーブオイル大さじ2と塩レモン大さじ1、黒胡椒を合わせてみたのですが、う~ん、やっぱり大根!野菜サラダのドレッシングにするためには、何かもう少しインパクトのある食材を、合わせないとダメみたいです(笑) その時ふと思い出したのが、先月のベジフルサポーターの集いの際に、クッキングプランナーの谷口恵里さんが考案されたレシピ!

バーニャカウダに「イカの塩辛」を入れるというアイデアでした。さっそくイカの塩辛を細かく刻んで、ドレッシングと合わせてみました。これでずいぶんとグレードアップ!したのですが、まだまだ課題が(汗) 私も塩レモンドレッシング作りを、もう少し極めてみたいと思います。アイデア次第でいろいろ使い道があり、冷蔵庫で長期保存も可能な、発酵調味料の塩レモン。ぜひ、一過性のブームで終わらせず、常備されてはいかがでしょうか。

2014年も残りわずかとなりました。来年も、野菜や果物をはじめ、「食」にまつわる楽しいお話を、このブログで発信させていただきますね。みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

ベジフルサポーター 坂田理恵でした。

兵庫県の記事