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みなさま、こんにちは。
栃木県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの籠谷めぐみです。
今回は夏においしい野菜のひとつ、コリンキーの魅力をお伝えしたいと思います。コリンキーといえば生で食べられるかぼちゃとして有名ですが、私はその魅力や食べ方をよく知りませんでした。
そこで今回は「コリンキー特集」
コリンキーのことを調べ、おいしい食べ方を発掘してみました。
コリンキーとは山形県にあるサカタのタネグループの育苗会社、山形セルトップとサカタのタネによって2002年に品種登録されたかぼちゃの1種です。オーストラリアの品種「B625」と日本の加賀野菜「打木赤皮栗」から作られました。その特徴は今までのかぼちゃのイメージとは全く異なります。
・加熱せず、生でも食べられます。
・なんと表面の皮ごと食べられます。
・やわらかいので簡単に切れます。
・色は鮮やかな黄色、又はオレンジ色。
コリンキーは栄養も豊富。食物繊維、Bカロテン、ビタミンB1、B2、カリウム、カルシウム、鉄などが含まれています。これは夏バテ防止にも効果が期待できそうです。今回は栃木県小山市にある農家さん『キラベジ』の篠崎さんに畑を見せていただき、コリンキーのお話を伺いました。緑に囲まれたコリンキーとその花はとってもかわいらしいですね。
コリンキーの育ちコリンキーは日当たり、風通し、水はけ、水もちの良い畑で栽培されます。けれども、土の中の水分が多すぎるとうまく育たないため、水はけの悪い畑ではうねを高くつくり水はけを良くします。 かぼちゃの仲間の中ではズッキーニに似た栽培方法のようです。コリンキーは基本的には5月~夏が旬のお野菜です。完熟する前に若採りをする野菜で、あまり暑くなると樹勢が弱くなる為関東ではもうそろそろ少なくなってくるようですが、北関東や高原地帯ではまだこれからおいしいコリンキーが出荷されます。そんなキュートなコリンキーを使って料理に挑戦しました。
コリンキーの浅漬け定番の食べ方です。超簡単。コリンキーを皮ごと切って塩で揉み30分ほど冷蔵庫で冷やし味を染み込ませいただきます。お、おいしい!!やはりかぼちゃ感はほとんどなく、すっきりしたお味です。しかしながらこの鮮やかな色合いや優しい甘味はコリンキーならではです。
コリンキーのラタトゥイユ
フライパンでベーコンを油で炒め、コリンキー、ナスパプリカ、玉葱、を入れさらに炒めトマト缶を入れ煮詰めたら塩、こしょうで味を調えます。こんな風に煮詰めても煮崩れせず、コリコリした食感も残り絶対的な存在感がありますね。
コリンキーのポタージュ
コリンキーをレンジで7分間加熱し、炒めた玉葱とミキサーにかけ牛乳、コンソメと合わせ火にかけます。味付けは塩、こしょうです。あっさりしているのでコンソメは入れた方がおいしいと思いました。すっきりした甘さのポタージュは温かくても冷たくてもおいしいです♪♪
さらに、今回はキラベジさんのおいしいお野菜が食べられるお店栃木県小山市のイタリアンレストラン『リストランテポルトフィーノ』様にお願いをし、コリンキーを使ったお料理を作っていただきました。
コリンキーとサルシッチャのグリル
コリンキーにはしっかりした味のお肉が合うということでサルシッチャ(イタリア風ソーセージ)を使用され、ココナッツオイル風味にグリルされています。サルシッチャとコリンキー、ココナッツオイルは相性が良く、独特の食感。新感覚のおいしさでした。
トマトのグラニータ
コリンキーを添えてトマトのシャーベットに砂糖とレモン汁に漬けたコリンキーが添えられています。さっぱりしたトマトシャーベットに甘いコリンキーがアクセントとなりとてもおいしかったです
さすがプロですね!発想が素晴らしいです!!コリンキーがオシャレなお料理になりました。
勉強になります。『リストランテポルトフィーノ』では素材そのものの味を生かす調理法にこだわり、素材自体が持つ本当のおいしさや意外な一面を大切にされているそうです。
みなさまにコリンキーの魅力は伝わりましたでしょうか?野菜を日々の生活に取り入れるには使いやすさも大切です。皮ごと生のまま食べられるかぼちゃコリンキーがもっともっと多くの人に知られ、食べてもらえるとうれしいです。
Ristorante Portofino様 ホームページhttp://www.porto-f.com/information.html
キラベジ様 facebookhttps://m.facebook.com/Kiraboshi.farm