まつのベジタブルガーデン

秋田県話題のエゴマ…1粒の種から始まる苗作り

野菜・果物品目レポート

皆様 こんにちは。
秋田県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
ジュニアアスリートフードマイスター
最上美貴子です。

今回ご紹介するのは、最近注目されている食材「エゴマ(荏胡麻)」 です。

エゴマ

先日、エゴマの生産者さんを訪ねて、秋田県雄勝郡東成瀬村にお邪魔しました。東成瀬といえば…文部科学省が実施する全国学力調査で、毎年1位となる秋田県。東成瀬村は、県内でもトップクラスの成績を維持しており、「学力日本一の村」と注目されている話題の地域です。

畑風景

こちらで、無農薬・有機栽培に取り組んでいられる杉山さんご夫婦。埼玉から移住され、自給自足を目指していらっしゃいます。

畑風景②

四方が山に囲まれた自然に溢れた畑。

畑風景③

ここでの雑草駆除担当は、ヤギのナコちゃん。只今、お婿さんを本気で募集中です(笑)

ヤギのナコちゃん

うかがった日は、エゴマの苗を作る作業日。一緒にお邪魔した友人の香里さんもお手伝い。

育苗作業

ポットの1つ1つに、丁寧に種を載せていきます。

エゴマ

直播きに比べ、苗を育てて植えた方が倒れにくいのだそうです。この種を土で覆い、水を十分に与えて、発芽を待ちます。

エゴマ

発芽まで5日位。それから10~12日程で本葉が出ると、苗を畑に植えつけます。エゴマが発芽すると…

エゴマ

こんな葉っぱが出てきます。収穫は、10月半ば頃。楽しみです。1時間ほど作業しながらお話を伺った後…素敵なおもてなしをしてくれました。感動~。

エゴマ

エゴマおにぎり
エゴマおにぎり

コシアブラ(山菜)のお浸し
アザミの茎の味噌和え
コシアブラお浸し

乾煎りしたエゴマは、香ばしくて美味しいんですよ。掌にたくさんのせて口いっぱいに頬張り…贅沢な食べ方を満喫しました。興味深いお話をたくさん伺い、素敵なおもてなしをしていただき、楽しく有意義な時間でした。さて…今話題のエゴマ油

エゴマ油

このエゴマ油をお料理に使ってみました。

秋田県男鹿産鯛のカルパッチョ
鯛のカルパッチョ

ソースは、エゴマ油と秋田名物の魚醤「しょっつる」を使用

エゴマのシフォンケーキ
エゴマシフォン

生地にエゴマ油とエゴマを練り込み、上にもエゴマをトッピング。ゴマと同じような使い方ができるので、お料理にも取り入れやすいですね。

エゴマに含まれるα-リノレン酸、カラダに必要な必須脂肪酸で体内で合成する事ができません。様々な効能があると言われていますが、某テレビ番組で紹介されたのが認知症予防…脳のアンチエイジング効果。それがきっかけで、現在、入手が難しくなっているほど。他にもアンチエイジング作用、美肌効果、ダイエット効果、血液サラサラ作用、アレルギー症状の緩和…などに効果が期待できるのだそうです。魅力的な食材であるエゴマ。一時的なブームで終わらず、わたし達の食生活に美味しく効果的に、取り入れていきたいものです。

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