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皆様、こんにちは。北海道のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの福島陽子です。
前編に引き続き、北海道ルスツ村の「よしかわファーム」さんと、長いもを使った簡単なお料理をご紹介していきます。
今回取材させて頂いたよしかわファームの吉川浩さんと巴さんは笑顔の素敵なご夫婦です。
農家の次男である浩さんはJA職員として勤務されたあと、4年間札幌で経営を学び、昨年念願の農業をスタートさせました。「天候の見極めなど農業は全て自己責任だが、それが思う通りいくと嬉しい」と農業の魅力を伝えてくれました。
巴さんは、農家になると決まったとき、札幌でサロン経営を任されていたそう。戸惑いはなかったかお聞きすると、「最初は勇気がいったけど、(農家は)とても楽しいです。頑張っている自分が好きなので。農家のお嫁さんはつらいという声をよく聞くけれど、そんなことはないんですよ」
そんな前向きで明るい巴さん、野菜ソムリエとしても活動されています。野菜ソムリエ吉川巴Facebookページで、ルスツの野菜の魅力と農家のお嫁さんならではの美味しいお料理を発信されています。これからの農業を次世代に伝えることを目標に、積極的に活動するお2人の姿、とても頼もしかったです。
さて、私もよしかわファームさんの長いもで、いろいろなお料理を作ってみました。
長いもは消化酵素のアミラーゼが豊富なので、でんぷんを含む食材の消化を助けます。また、新陳代謝や細胞の増殖機能など、老化防止の効果が期待される粘り成分も多く含まれます。
「まずはそのまま食べてみて!」という巴さんの言葉から、「長いもの梅しそのせ」にしました。梅のペーストと大葉の千切りをのせ、醤油をかけます。甘い長いもに、梅と大葉の風味がマッチして、とても美味しかったです。ネバネバ&シャキシャキの食感、たまらない一品ですよ。
朝食には「長いもピザトースト」をつくってみました。甘~い長いものサクッとした食感に、たっぷりチーズがよく合います。食べ応えもありますね。食パンもしっとりしていましたよ。
実はこの食パンは、生地に長いもペーストを使用した留寿都の「長いもパン」を厚切りしたもの。留寿都村のいわさき菓子店さんと留寿都高等学校が共同開発され、ルスツ230道の駅でも販売されています。
巴さんオススメの食べ方ということで、「長いもだんご」にもチャレンジ。
蒸して潰した長いもに、片栗粉適量と塩少々を混ぜます。片栗粉の量は、生地が手からたらりと落ちる程よい粘度になるまで、調節しながら加えます。生地はラップで筒状に巻き、冷蔵庫で寝かせます。この長いもだんご、大きめに作ってソテーし、醤油をかけて食べても美味しいですし、豚汁の具としておいもの代わりに入れるのもオススメです。
春に目覚めた北海道ルスツ村のよしかわファーム「雪下長いも」、ぜひ召し上がってみて下さいね。