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みなさま、こんにちは。
福井県のまつのべジフルサポーター、野菜ソムリエプロ、だしソムリエ協会認定講師の水嶋昭代です。
日毎に日差しが強くなり、夏らしい季節になってきました。 畑では、トマトやキュウリやナスなどがすくすくと育っています。 夏野菜がたくさん食べられることが楽しみですね。
さて、家庭菜園に興味はあるけれど、畑もないし、マンションや住宅地では、野菜を育てるのは難しいと思われる人も多いと思います。
いえいえ、プランターや植木鉢などを使えば、料理の彩りやアクセントに使える野菜やハーブが作れます。
ネギやあさつきなどの薬味野菜やミントやパセリ、パクチーなどのハーブ、サラダに少しプラスしたいベビーリーフなどは、意外と簡単に栽培出来て、とても便利です。 ベランダなどで気軽に作れるプランターガーデニングにチャレンジしてみましょう。
まず用意するのは、プランター、野菜や花の培養土や種まき培養土、鉢底石、種もしくは苗。
プランターに鉢底石を敷きます。土の排水性、通気性を良くし、根腐れを防ぎます。
その上に土を入れます。 準備ができたら、種をまいてみましょう。 私が蒔いたのは、様々な種類の葉野菜の種が入ったものです。
種のメーカーによって、様々な組み合わせで売られています。
育て方は、袋の裏面をご覧になってください。種の栽培に関する様々な情報が書かれています。
今回の種の栽培適温は、15度~20度です。周年栽培が可能です。
寒い時期には保温のためにビニールをかけ、高温期には寒冷紗をかけると害虫対策になります。プランターでも、畑でも栽培可能です。私は、プランターで育ててみました。プランターに入れた土の上に今回は「ばら蒔き」で蒔きます。種の種類によっては、筋状に蒔く「筋蒔き」、1か所に4~5粒蒔く「点蒔き」で蒔きます。こちらも種の袋の表示を参考にしてください。
種の上から薄く土をかけます。蒔いた直後は、種が流れてしまうことを防ぐために、静かに水をかけるか、霧吹きなどで水をあげてください。蒔いた日は、3月26日、まだ少し肌寒い時期でした。
4月11日に小さな芽が出てきました。芽が出てくるだけで、わくわくします。
4月21日 双葉から本葉がでてきましたよ。
4月25日 種類の違いがはっきりしてきました。
4月27日 短い期間にすくすく育ちます。雨に濡れて、葉が活き活きしています。
5月16日 結構密集してきました。収穫です。
左上からグリーンリーフ、サニーレタス、クレソン、右下から、チコリ(緑、赤)サラダ菜、エンダイブ
ちょうど同じ日(3月26日)に蒔いた「ふだん草(スイスチャード)」
大きくなった状態で売られることの多いふだん草も小さく柔らかいうちに食べることができます。
「はつか大根ミックス(キスミーはつか、赤丸はつか、白姫はつか)」
はつか大根は、ピクルスやサラダに。赤玉ねぎ、セロリも入れてみます。
同じく、プランター栽培のディルを添えると、とてもいい香りがします。このほかにも、様々なハーブが植えられています。
アップルミント
パイナップルミント
オレンジミント
ペパーミント
カーリーミント
グレープフルーツミント
ミントは、地植えにすると、繁殖し過ぎて、他の植物の場所にまで増えますのでプランターや鉢植えで植えることをお勧めします。
ガムや歯磨き粉の香りでお馴染みのミントは、シソ科ミント属、学名の「メンテ」は、ギリシャ神話のニンフ『メンテ』に由来しているといわれています。
ミントティーやスイーツやフルーツに添えて。
ミントティーには、腸を整え、胃腸の働きを良くする。血行を良くして、冷えを防ぐなどの効果が期待できます。口の中がすっきりとし、気持ちをリラックスさせてくれるように感じます。暑くなるこれからの季節、ぜひミントティーを冷やして、冷蔵庫に常備してみてください。
その他にも、様々なハーブが庭を賑わしています。
パクチー
タイム
オレガノ
ローズマリー
イタリアンパセリ
ローズマリー、タイム、オレガノは、にんにくとオリーブオイルに漬けて、フォカッチャやバスタなどに使います。
近年人気のパクチーも、庭で栽培していると、グリーンカレーなどエスニックな料理を作ったときに便利です。
わけぎ(左)、アサツキ(右)も、根や球根部分を残しておくと、簡単に増やすことができ、あしらいに少し欲しい時に便利です。
春から初夏にかけては、イチゴ(章姫)
ブルーベリー(鉢植え)
桑の実(鉢植え)なども鉢植えで身近に植えてあると、料理やお弁当の彩りにとても便利です。
いちごをトッピングした杏仁豆腐。まわりには、ナスタチュームやマロウなどのエディブルフラワーやハーブ。
我が家には、大きな畑があるのですが少し離れているので、気軽に採りにいけるプランターでの栽培はとても便利で、積極的に取り入れてます。また、ハーブは多年草のものが多く毎年楽しめます。プランターなら、雪深い北陸でも、屋根のある屋内で越冬させることが可能です。お料理の彩りや、アクセントに小さなプランターで栽培するガーデニング、ぜひ楽しんでみてくださいね。
福井県のまつのべジフルサポーター、野菜ソムリエプロ、だしソムリエ協会認定講師の水嶋昭代でした。