ニュース

まつのの長野川上集荷センターでは、8月前半の15日間で雨が降らなかったのは4日間のみ。その4日も日照は少なく、昨年9月を思わせる天候不順が続いております。他産地も状況は同様で、品質への影響が大きくなってまいりました。

【レタス類】
日照不足のため成長が遅く、またレタスが弱り切って軟弱なためタール病やベト病などの病気が広まりつつあります。

（長野県川上村　8月17日）

病気が広まらないよう防除をしたいものの、レタス自体が弱っていて消毒に負けてしまうため対策が打てない状況。「ここまでひどいとどうしようもない」とベテラン生産者の方々もなすすべのない事態です。

傷みを避ける為に、早期に収穫をする事もあるため、軽量・小玉・結球不足（巻きが緩い）等の状況もあります。また病気や虫の防除が出来ないため、虫食いが増えております。恐れ入りますが、よく洗浄してご使用いただけますようお願い申し上げます。

8月17日の川上村は天候が一転し、久しぶりに太陽がまぶしいと感じられる晴天に。

待望の青空ですが、喜んでばかりはいられないのが難しいところ。レタスがたっぷり水分を含んでいるところに気温が急に上昇すると、病気がさらに広まる可能性もあります。

群馬県でも状況は同様。収穫時に品質不良が発見されたものは圃場で廃棄していますが、内側に傷みが広まっていると外観からは判別できないこともあります。弊社でも入荷時、出荷時の検品を強化し選別をしっかり行ってまいります。

【トマト、キュウリ、ナスなど】
日照不足、低温による生育不良が発生。トマトは低温による着色不良や裂果が増えています。

キュウリやナスも病気が非常に増えています。

【ほうれん草や水菜、小松菜など】
日照不足で葉や茎が弱く育ち、非常に傷みが出やすい状況です。

【ねぎ、キャベツ、大根、かぶなど】
水分の多い畑からカビなどが原因の病気が発生。降雨で畑がぬかるみ、入ることができず収穫できない圃場もあり、品質・数量の低下につながっています。

各品目、全国各地での状況はほぼ同じく、品質・量目においてはご不便を
おかけいたします。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

野菜自体が弱って傷みやすくなっていますので、お店到着後は速やかに冷蔵保管をお願いすると共に、なるべく早めに使い切って頂けますよう、どうぞ宜しくお願いたします。

入荷品の検品、出荷時の品質チェックを強化してまいりますが、何卒産地状況をご理解頂き、調達・品質面につきまして寛大なご容赦を賜りますようお願い申し上げます。