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毎年夏に色とりどりのミニトマトを届けてくれる福島県郡山市の「美農然(みのぜん)」さんが、出荷最盛期を迎えています。先日ハウスを視察させて頂き、今年の作柄を伺いました。
これまでも有機質中心の肥料を用い、農薬はほとんど使わず栽培されていましたが、今年から自家製たい肥を導入された美農然さん。その土づくりが「思いのほか上手くいき」今期の反収は約2倍になったのだとか。「収穫が追いつきません」と園主の齋藤さんご夫婦が驚く勢いで、カラフルなミニトマトがたわわに実っています。
美農然さんがハウスを構えるのは郡山市湖南町。猪苗代湖にほど近い標高約500mの冷涼な地で、県内有数の米どころ会津に隣接し稲作が盛んな地域です。昼夜の寒暖差が大きく、山からの雪解け水が豊富。その地の利はトマト栽培にも適していると湖南町では約15年前から大玉トマトの栽培が始まり、今では町の特産物になっています。
そんな湖南町で、美農然さんはカラフルミニトマトを栽培する唯一の生産者。研究熱心な園主の齋藤さんご夫婦は海外の品種にも積極的に挑戦し、毎シーズン30~40もの品種を栽培されています。
「最初は大玉トマトの栽培の知識しかありませんでしたから、水や肥料のやり方から樹の仕立て方などすべて独学でいろいろと苦労しました」。湖南町の気候風土や土壌にあうミニトマトを探して毎年新しい品種を取り入れ、試行錯誤を重ねておられます。
「おすすめは、甘味が強いオレンジ千果」
「そして、さらに甘みが強いのがピッコラルージュ。オレンジ色のピッコラカナリアも栽培していますが、ピッコラシリーズは味がしっかり乗りますね」
「加熱すると旨味がぐっと増す調理用トマト『シシリアンルージュ』も美味しくできました」
「皮が薄くてさくらんぼのような食感の『ぷちぷよ』も人気品種ですよ」
けれど、挑戦に失敗はつきもの。うまくいく品種ばかりではなく、環境になじめず思うように育たない樹もあるといいます。「この品種は葉が縮れてしまい、着果もよくありません。海外のトマトが難しいですね」
30~40品種もの珍しいカラフルなミニトマトを供給頂けるのも、こうした生産者のお取り組みがあってこそ。大切にお預かりし、お客様にお届けしてまいります。
美農然さん、いつも美味しいトマトをありがとうございます。これからもよろしくお願い致します!