和歌山県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの阪口理紗です。

毎月家族も楽しみにしている「まつの幸せ野菜ボックス」が今月も我が家に届きました！

今月のラインナップはこちら。
●KIMIDORIミックス 【福島県】
●光樹とまと 【佐賀県】
●グリーンスターキャベツ 【神奈川県】
●スナップえんどう｢輝彩｣ 【愛知県】
●ミニトマト｢クレア｣ 【愛知県】
●セロリ 【静岡県】
●ほうれん草 【茨城県】
●サラダ春菊 【千葉県】
●ニラ 【宮崎県】
●那須の春香うど 【茨城県】
●人参 【茨城県】
●みつば 【静岡県】
●ひらたけしめじ 【千葉県】
●デコポン 【熊本県】
●きんかん「たまたま」エクセレント 【宮崎県】

今月はスナップえんどうやうど、ニラ、みつばなど春を感じるアイテムばかり。我が家では普段購入する機会が少ないうどやみつばも「まつの幸せ野菜ボックス」で届けられるからこそ旬を知ることができたり、普段食べない味に触れられる絶好のチャンスですね！

まずは、シンプルに「フレッシュサラダ」

KIMIDORIミックス、光樹とまと、スナップえんどう、ミニトマト｢クレア｣、人参を使ってサラダにしました。清潔な空間で育てたため洗わずに食べられるKIMIDORIミックスと生食できるサラダ春菊を食べやすい大きさに切って盛り付けます。

細長いプラム型のミニトマト「クレア」はフルーツのような甘みとプチっと弾ける薄皮が特徴。佐賀県が誇る真っ赤に染まったブランドトマト「光樹とまと」もカットし、人参はピーラーで薄くスライス、軽く茹でたスナップえんどう「輝彩」も添えましょう。お好みのドレッシングをかけて味わうのもいいですが、パラパラと天日塩を振ってからいただくと、素材そのもの味をストレートに堪能できますよ。

次は、ご飯のお供になる「うどと牛肉のしぐれ煮」

（材料）
牛切り落とし肉…200g
うど…約30センチ
生姜…20g
ごま油…適量
A
水・酒…各60cc
醤油・みりん…各大さじ2
さとう…大さじ1

（作り方）
1.うどは5センチぐらいの長さに切り、厚めに皮を剥いたあと千切りにします。生姜も皮を剥いて千切りに。牛肉は食べやすい大きさに切ります。
2.フライパンにごま油を熱し、牛肉を炒めていきます。肉に火が通ったらうどと生姜を加えます。うどがしんなりしてきたら、Aの調味料を全て入れて水分がなくなるまで煮詰めたら完成。

うどは晩春から初夏にかけてが旬の山菜。独特の風味とほろ苦さがあり、旨み成分の素であるアミノ酸の1種のアスパラギン酸が食欲を増進し新陳代謝を促進する効果があります。

｢ニラダレ｣

（材料）
ニラ…1束（約20本）
生姜…1片
A
酢…70cc
醤油…150cc
ごま油…大さじ2
みりん…70cc
すりごま…大さじ2

（作り方）
1.ニラは細かいみじん切りにして、生姜はすりおろしておきます。
2.１の材料とAをすべて混ぜ合わせて1時間ぐらい置いて味が馴染んだら完成。お好みで唐辛子の輪切りやコチュジャンを加えても美味しいですよ。

熱々ご飯や冷や奴にのせたり、炒飯に加えたり、餃子につけたり、マヨネーズと混ぜて野菜ディップにしたりといろいろ使える万能調味料です！

ニラは通年スーパーで見かける野菜のひとつですが、本来は春が旬の野菜。ニラに含まれている硫化アリルという成分は、血流を良くし身体を温める性質があり、冷え性対策や神経痛などで悩んでいる方におすすめです。また、硫化アリルはビタミンB1の働きを助けてくれるので疲労回復効果なども期待できます。

｢みつばのナムル」

（材料）
みつば…1袋
切り干し大根…10ｇ
しらす…約30g
ごま油…大さじ1
塩…小さじ1/2

（作り方）
1.みつばは3センチの長さにして軽く茹でます。切り干し大根は熱湯に約10分程浸してから3センチの長さにして水気を切り絞っておきます。
2.ボウルに水気をきったみつば、切り干し大根、しらす、ごま油を入れ、混ぜ合わせてから塩を加え、全体がしっかりと混ざったら完成。

みつばは日本原産で、爽やかな香りが特徴の香味野菜。この香りの成分が食欲増進や消化を促したり、神経を安定させてイライラを解消する効果が期待されます。

春野菜は独特な香りや苦味があり、それは春の訪れと共に私たちの身体を起動し始めるために、新陳代謝を活発にしてエネルギッシュにさせてくれたり、冬の老廃物を排出してくれる役目があります。皆さんも春野菜の力を借りて、新しいスタートを切る節目にしっかりと身体のケアをしていきましょう。

和歌山県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの阪口理紗でした。

参考文献：野菜学入門（三一書房）、旬の野菜百科