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沖縄県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの齋藤珠美です。
昨日に引き続き、「津堅島(つけんじま)」で生産されている「津堅島ニンジン」を使った料理をご紹介します。
沖縄の家庭料理の定番「にんじんしりしり」は、沖縄県民のソウルフード。家庭によって作り方や入れる具材は様々ですが、ニンジンがたくさん食べられるお手軽メニューです。しりしりとは、千切りスライサーですりおろすこと。包丁を使って千切りしたものより柔らかく仕上がり、味もからみやすいそうです。
千切りスライサーですりおろしたニンジン(包丁で千切りしてもよい)とツナをフライパンで炒めます。火が通ったら塩で味を調え、溶き卵を加えて炒めたら完成。ネギなどの緑の食材を入れると彩りも良くなります。今回はスナップエンドウを入れてパリッとした食感をプラスしました。
ピーラーで薄くスライスしてニンジンがひらひらと舞うようなサラダに。
ニンジンと新玉ネギをたっぷり使ったドレッシングでどうぞ。ニンジンは油と一緒に調理・摂取することでβーカロテンの吸収率もよくなります。
スイーツにもニンジンを!薄くスライスしたニンジンを層のように重ねた「津堅島ニンジンのガトーインビジブル」
ニンジンを使うことで切り口の見た目がとっても鮮やか、おもてなしのデザートにいかがでしょうか。
私が学生の頃、よく作っていた「ニンジンケーキ」。「初めて作った野菜入りのケーキがこれだったなぁ」と懐かしく想いながら、久しぶりに作ってみました。
千切りにしたニンジンを少しのハチミツを加えて柔らかく煮ます。それをパウンドケーキに入れて焼き上げるだけ。ハチミツの風味で食べやすく仕上げていますので、ニンジン嫌いなお子様のおやつにも。
ところで、生産者の赤嶺さんは島で大量に廃棄される規格外のニンジンを見て、大事に育てたこのニンジンをなんとか活用したいとの想いで、農業生産法人合資会社 萌芽を立ち上げ、加工品作りにも取り組んでいます。そして完成したのがこちら。
ニンジンピューレ入りの「津堅にんじんサイダー」と、ニンジンを乾燥して粉末にした「津堅島にんじんパウダー」です。
サイダーにはシークヮーサーを加えており、シュワーっと爽やかなのど越しと、すっきりした味わいの中にニンジンの甘味が感じられ、飲みやすいと好評!津堅島に渡るフェリーのラベルも可愛いです。ゼリーやパン、お菓子作りなどにも使えるパウダーは使い勝手がよく、どちらも沖縄土産としておすすめです。
色鮮やかで甘くて柔らかい津堅島ニンジン、これからも応援していきたいと思います。ニンジンの島「キャロットアイランド」、ぜひ一度観光で訪れてみてくださいね。
沖縄県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロ齋藤珠美でした。