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埼玉県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの柴田妙子です。
今年の夏は酷暑続きで食欲も低下してしまいますね。熱中症にならないようにと、水分や塩分ばかりに気を取られて、食事を疎かにしてしまいがちですが、それでは体力も免疫力も落ちて、ますます熱中症にかかるリスクが高くなってしまいます。そこで今回は、食欲がない時でも食べやすいように「冷やしても、さめても美味しい夏野菜料理」をご紹介します。季節の野菜は、その季節にあったパワーを秘めていますね。
今回は「まつの幸せ野菜ボックス」より夏のお料理10品プラスワンをご紹介します。
・とうもろこし「ゴールドラッシュ」(千葉県)
・江戸菜(千葉県)
・ミニ冬瓜(神奈川県)
・絹かわなす(愛媛県)
・ミニ野菜セット(長野県)
・野辺地葉つきこかぶ(青森県)
・丸オクラ(静岡県)
・ゴーヤ(鹿児島県)
・レッドキャベツスプラウト(神奈川県)
・プレミアム三方原馬鈴薯「男爵」
・養宣玉ねぎ(兵庫県)
・ニンジン(千葉県)
まずは、夏の風物詩と言っても過言ではないとうもろこし。千葉県富里のゴールドラッシュです。皮が薄く生でもいただけますが、加熱するとさらに甘みと香りが増します。今回は、軽く加熱してチャーハンに。ほかの具材は卵と江戸菜の茎のみです。
冷めて美味しい、とうもろこし炒飯
【材 料】
とうもろこし 1本
ご飯 2杯
卵 1個
中華だし顆粒 小1
塩こしょう 適宜
【作り方】
1. 茹でたとうもろこしは、芯から外し粒状にします。このとき包丁で削り取るとビタミンやミネラルなどの養分をたっぷり含む胚芽部分が取れてしまうので、できれば手で外すことをお勧めします。
2. サラダオイル小さじ1をフライパンに入れ、ご飯に溶き卵を加えてまとわせます。
3. 中火で炒め、とうもろこしと中華だし顆粒を加え、よく混ぜ合わせれば完成です。(ここで江戸菜の茎を加えています)
とうもろこしは軽く茹で、あとはご飯に卵をまぶして炒めるだけ。油は少量ですが、冷めても美味しい炒飯です。
レタスとほぐしチキンの中華スープ
【材 料】
レタス 外葉も含め4枚
ほぐしチキン 50g
ミョウガ 少々
オクラ 1本
中華だし顆粒 小さじ1/2
塩コショウ適宜
水 1.5カップ
ゴマ油 少々
【作り方】
1. レタスは大きめの一口大にちぎっておき、サラダチキンはほぐしておきます。
2. 鍋に1.5Cの湯を沸かし、中華だし顆粒を加え、ひと煮立ちしたらチキン、レタス、塩コショウで味を整え、火を止めます。輪切りにしたオクラを入れ、器に移し、ミョウガを薬味にゴマ油を振り、冷まします。氷を1〜2片浮かべてもさらに涼しげです。
江戸菜は外側の大きい葉を使いました。ほぐしチキンは市販のサラダチキンを利用。氷を1〜2片入れて冷たくして召し上がれ!
江戸菜の一口めはり寿司
【材 料】
江戸菜(小松菜) 1把
ニンジン(中) 1/2本
干ししいたけ 2〜3枚
すし飯 お茶碗約2杯分
ゴマ 小さじ1
江戸菜の茎の塩揉み(中の具はお好みの食材を使ってください。)
【作り方】
1. 江戸菜(小松菜)は、葉と茎に分けさっと茹でます。葉は塩を振り、冷蔵庫で一晩寝かせます。茎は細かく刻み同様に寝かせます。
2. ニンジン、戻した干しシイタケを好みの味に煮含め、茎の水気を絞ってすし飯と合わせます。
3. 寝かせた江戸菜の葉をきっちり絞り、(4)を包んで完成!
江戸菜(小松菜)の葉に軽く塩を振り、冷蔵庫で一晩寝かせて使います。すし飯の中には江戸菜の茎も刻んで入れました。具は椎茸、ニンジンなどはお好みで!江戸菜を開いてすし飯を包みました。
ゴーヤと豚肉の甜麺醤炒め
【材 料】
ゴーヤ 1/2本
豚ロースステーキ用 2枚
サラダオイル 大1
A: テンメンジャン 小さじ2、トウバンジャン 小さじ1/3、オイスターソース 小さじ1、しょう油 小さじ1、紹興酒 小さじ1、砂糖 小さじ1、片栗粉 大さじ1
B :テンメンジャン 小さじ2、トウバンジャン 小さじ1/3、オイスターソース 小さじ1、紹興酒 小さじ1
【作り方】
1. 豚肉は1cm幅に切り、Aの調味料を揉み込んだあと、片栗粉をまぶして30分ほどおき、ゴーヤは白部分を取り除いて3ミリほどに切っておきます。
2. フライパンにサラダオイルを熱し豚肉を炒め、ゴーヤを加えてさらに炒めます。ゴーヤは歯ごたえが残る程度に炒め、Bの調味料を絡めます。
ゴーヤは少し厚めに、豚肉も厚めのステーキ用を使います。夏に負けない、ボリュームたっぷりのスタミナメニューです。食べ応えがあり、冷めても美味しくいただけます。
カブのクラムチャウダー
【材料】
カブ 大1個
むきあさり 100g(冷凍でも缶詰でも可)
ニンジン 中1/2本
玉ネギ 1/2個
刻み万能ネギ 少々
ヨーグルト 100g
水 1カップ
ホワイトソース 50g
塩コショウ 適宜(お好みの分量で)
【作り方】
1. カブ、玉ネギ、ニンジンは1cm角に切ります。
2. 鍋に水1カップを入れ、ニンジンに火を通す。カブ、玉ネギを加え柔らかくなったら、最後にアサリを加え、ホワイトソース、コンソメ顆粒、を加えて調味する。火を止めてからヨーグルト半量を加えよく混ぜます。
3. 器に盛り、残りのヨーグルトをかけ、万能ネギを飾って出来上がり。
カブのさっぱり感とアサリのコンビネーションが夏にぴったり!冷やしてからヨーグルトを加えることで、さらにさっぱりといただけます。
つづいて、愛知県西条市の絹かわナス!米ナスと同じくらい大きいのに果肉はアクが少なく、生でも食べられる繊細なナスです。
絹かわナスのハンバーグ
【材 料】
絹かわなす 1個
鶏挽肉 100g
玉ネギ 2分の1個
大葉 5〜6枚
大根おろし 適量
ミニトマト 5〜6個
ポン酢 小さじ2
サラダ油 小さじ2
塩コショウ 少々
【作り方】
1. 絹かわナスはタテ2つ割にし、サラダ油で内側だけ火を通し冷まします。
2. 玉ねぎを炒め、鶏挽き肉を加えて粘りが出るまで混ぜ、通常のハンバーグを作ります。皮から外したナスの中身を細かく刻み、ハンバーグの中に混ぜ込みます。しっかりなじむまで混ぜ、塩こしょうで味を整えます。
3. 焼き上がったハンバーグをナスの皮の中に埋め込み、フライパンで内側から焼き、うすい焦げ目をつけます。
4. 細かく刻んだ大葉とミニトマトを大根おろしに加え、なじんだらハンバーグの上にのせ、ポン酢をかけます。付け合わせにはカボチャやインゲンなど旬の野菜を付け合わせます。
絹のような皮は加熱しても柔かく果肉を使い、皮まで食べられるボリュームたっぷりのハンバーグにしました。皮の柔らかい絹かわナスを器にして、ナスの身を使ったハンバーグです。トッピングの大根おろしにも野菜がたっぷり!さわやかにポン酢味でいただきます。
カブとたこのマリネ
【材 料】
カブ(大) 1個
蒸しタコ 150g
甘酢(酢 大さじ1、砂糖 大さじ1、塩少々、白だし小さじ1)計 約大さじ3
ミニ野菜ピクルス
レッドキャベツスプラウト少々
塩 少々
【作り方】
1. カブは2ミリほどの薄切りにし、塩少々を振ってしばらくおき、しんなりしたら、さっと洗い水気を絞ってから、甘酢に漬け30分から1時間ほどおきます。
2. タコは薄切りにし、カブでサンド。プレートにきれいに並べ、真ん中にミニピクルスを飾ると、おしゃれな一品になります。冷たくして召し上がれ!
柔らかく甘酢に漬けたカブとタコの相性抜群です。カブでタコを包みました。ミニ野菜はピクルスにして真ん中に飾り、さらに爽やかさを演出!夏のオードブルに最適です。
カブの葉と油揚げのゴマ和え
【材 料】
カブの葉 1把分
油揚げ 1枚
ゴマ 大さじ1〜1.5
酢 小さじ2
砂糖 大さじ1
しょう油 小さじ1
【作り方】
1. カブの葉はさっと湯がき、油揚げはオーブントースターなどで軽く焦げ目をつけて、横半分に切り、2枚重ねて5ミリ幅に切っておきます。
2. 調味料を合わせ、カブの葉と油揚げを和えます。
カブの葉を最大限に生かした美味しいゴマ和えになりました。葉つきのカブが手に入ったらぜひお試しください。冷やすとさらに美味しくいただけます。
オクラとゴーヤの唐揚げ
【材 料】
オクラ 6本
ゴーヤ 少々
ミニトマト 2個
塩 少々
片栗粉or唐揚げ粉 適宜
サラダ油 大5
【作り方】
1. オクラは洗い塩少々を振りかけ、まな板の上でころころと転がして、口当たりをよくしてから塩分を洗い流します。ポリ袋に片栗粉もしくは唐揚げ粉をまぶしてさっと揚げます。
2. ゴーヤも同様に揚げ、オクラとトマトを盛り合わせます。ビールによく合うひと品です。
ビールと相性抜群!定番はビールにエダマメですが、夏野菜の代表格、オクラとゴーヤでお試しください。夏を乗り切るカラダにやさしい野菜たちです。
夏に収穫するのに冬瓜の由来とは、収穫期は夏なのに貯蔵性が高いことから、冬瓜と呼ばれるようになったとか。日本では古くから栽培されていますが、もともと大きく使い切れないことで敬遠されがちでしたが、最近は小さいものが出回るようになりました。
冬瓜のそぼろあんカレー風味
【材 料】
ミニ冬瓜 1/3〜1/2個
鶏胸肉 150g
玉ねぎ 1/2個
コンソメの素 2個
オリーブオイル 小さじ1
水 大さじ3
カレールー 2〜3片(お好みでスパイス類を調合して好みのタイプのカレーでどうぞ!)
【作り方】
1. ミニ冬瓜は皮を剥き、2センチくらいの角切り、コンソメの素で柔らかくなるまで煮ます。
2. フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎを透き通るまで炒めたら鳥挽肉、塩コショウを加え、パラパラになるまで炒めたら、水を入れて5分ほど煮込みます。好みのカレーで味を付けてください。
3. 別にしておいた冬瓜とカレーを絡め冷蔵庫で一晩冷やします。
冬瓜の旬は6月〜9月、今が一番おいしいときです。挽肉は冷えても脂が固まらない胸肉を使います。冬瓜と一緒に煮込まないのがポイントです。冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。
ミニ冬瓜のコンポート柚子風味仕立て
【材 料】
ミニ冬瓜 1/3個
カスピ海ヨーグルト 大さじ3
砂糖 20g
柚子ジャム 大さじ1
レモン汁 大さじ1
枸杞の実 大さじ1
【作り方】
1. 冬瓜は皮を剥き、1〜1.5センチ角に切ります。ひたひたになるくらいの水を加えて、柔らかくなるまで煮えたら、砂糖を加え2〜3分加熱。火を止めてから柚子ジャム、レモン汁、枸杞の実を加えて冷ましておきます。
2. 冷蔵庫で冷やし、仕上げにカスピ海ヨーグルトをかけていただきます。
冬瓜をスッキリ爽やかなデザートに仕立てました。柚子の香りとカスピ海ヨーグルトが、爽やかさをアップ!つめたーく冷やしてのど越し爽やか!夏ならではのスイーツです。
まだまだこの猛暑は続きそうですが、体調に気をつけながら乗り越えましょう!
まつの幸せ野菜ボックスはこちらからご覧ください!
http://www.matsunovege.com/
埼玉県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの柴田妙子でした。