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新年おめでとうございます。
旧年中はご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
2016年は異常気象が続いて野菜・果物にとってとても厳しい一年、お客様にはご迷惑をおかけ致しました。幸せ野菜ランチにとっても野菜の供給がひっ迫するなかどうやりくりするか、これまでにない経験をした年でした。
新鮮な青果を安定的にお客様にお届けできることに感謝し、ロス野菜を無駄にせず、2017年も美味しく栄養たっぷりのランチを従業員に提供したいと思います。
さて、365日24時間稼働するまつのは年末年始も変わらず営業しています。そこで、大晦日と元旦の幸せ野菜ランチは年越しと迎春の行事食。
12月31日は年越しそばを提供しました。
そばは麺類のなかでも切れやすいことから一年の厄を「断ち切る」という意味が込められ、細く長い麺に「長寿」を願う縁起食です。
元旦のランチはおせち料理。立派な重箱とはいきませんが、日本のお正月の伝統を少しでも味わえるようお煮しめと紅白なます、栗きんとんとの3品を準備しました。
お煮しめは前日から仕込みをスタート。人参は「梅人参」の飾り切りに。赤色が寿を表し、梅は花が咲くと必ず実を結ぶことから縁起ものとされています。 こんにゃくは「縁を結ぶ」の意味を込めて手綱こんにゃくに。
もともと「おせち」とは「御節」と書き、年に5回ある「五節供(せっく)」の料理を指しました。五節供とは1月1日の「元旦」、3月3日の「ひな祭り」、5月5日の「端午の節句」、7月7日の「たなばた」、9月9日の「重陽」(ちょうよう)の5つ。今では一番目のお正月の料理のみが「御節」と呼ばれているのですね。
一年の節目に神様に感謝と祈りをささげる「節供」。その祝いの膳の食材は、それぞれ意味を持っています。
【蓮根】穴があることから将来の見通しが効くように
【ごぼう】根を深く張り代々続くように
【里芋】子芋がたくさんつくことから「子孫繁栄」を願って
【たけのこ】成長が早いので、立身出世や家の繁栄、子どもの成長を願って
【しいたけ】笠を陣笠に見立て、健康、壮健への願いを込めて
【紅白なます】紅白の色は水引を表し、平安と平和を願う縁起物
柚子の皮もたっぷりと入れました。
【栗きんとん】黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理
クチナシの実を加えて鮮やかに。
まつの幸せ野菜ランチは、従業員の食育の一環として行っています。行事食の際には意味や由来を伝えるリーフレットの日本語版・翻訳版を掲示。日本の食文化や伝統を知る機会にもしています。
2017年も皆で元気よく前に進んでいけるように。野菜・果物の美味しさを自分達でも味わえるように。幸せ野菜ランチはいろいろなメニューに挑戦したいと思います。本年も何卒宜しくお願い致します。