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【第一報】令和2年7月豪雨による影響

この度、九州地方および岐阜県、長野県をはじめとする各地での記録的な豪雨により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。梅雨前線は本日以降も停滞し、九州地方では再び豪雨となる予報が出ております。被害がこれ以上拡大しないことを祈るばかりです。

現時点での豪雨による産地への影響を速報いたします。情報収集途中のため、今後被害の全容が明らかになるにつれ、影響範囲はさらに拡大する可能性が高く、また豪雨による被災地以外の地域でも梅雨の長雨・日照不足の影響で各作物の生育に大きな影響が出ております。

レタス類・白菜

長野県内14市町村に大雨特別警報が発表される豪雨にみまわれたことで、中西部の産地に大きな被害が出ております。また、長野県に隣接する群馬県など周辺の地域でもこのところの長雨により圃場で病気の発生がみられます。

降雨により防除ができないため品質が悪化し、生育不良による結球不足、小玉傾向も発生。病害部分や傷んだ外葉などを除去するためさらに小玉となり、量目維持が難しくなる見込みです。

この先の10日間予報ではまとまった晴れ間もないため、予報通りで天候が推移した場合、収穫量が大きく減少し、著しく品薄になる可能性もあります。

ほうれん草・小松菜・水菜・にらなどの青菜

ハウス栽培・露地栽培ともに日照不足の影響で生育不足、病害の発生により圃場廃棄が増加し収穫量が減少していたところに、大産地である岐阜県が記録的豪雨にみまわれ、出荷量が大幅に減少する見込みです。

また7月1日付のお知らせで既報ですが、周年栽培している九州では福岡県において多くのハウスが冠水し、甚大な被害が出ています。

茄子・長茄子・ピーマンなど果菜類全般

九州産はほぼ終盤ですが、後継の関東産地が日照不足により生育不良。出荷量が減少し、相場が高騰しています。長雨・豪雨で果実が水分を多く含み、品質の低下もみられます。

全般的に

梅雨どきは全般的に作物が弱り品質が低下する時期ですが、さらにここ数日の豪雨で水分を多く含み品質がさらに悪化する傾向にあります。弊社では産地からの入荷時、またお客様への出荷時の検品を強化しておりますが、発見しにくい内部障害(茄子や大根などの内部の黒変等)や病害による痛み(キャベツ、レタスの内部のトロケ等)、輸送時の経時劣化の加速などが発生する恐れがあります。

お客様におかれましては産地状況を何とぞご理解を賜り、商品のお受け取り後は冷蔵保管をいただき、なるべく速やかにご使用をいただけますようお願い申し上げます。

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