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令和3年3月11日(木)、株式会社まつの本社にて、東日本大震災から10年という節目に、犠牲となられました方々を追悼し慰霊するため、追悼式を開催いたしました。
追悼式では全社員、東北地方へ正対し、追悼の意を込めて黙祷を捧げました。
まつのはいち早く、救援物資を被災地へ届けるために行動を起こしました。
当時、救援物資を送る際は、被災による環境的な要因から簡単には救援物資を送ることができませんでした。そのような状況下でも「できないんじゃない やらないだけだ」という弊社の行動規範に則し、被災されて困難な状況にある人々のために救援物資を届けました。
実際に救援物資を届けた経験者からのメッセージでは、当時の壮絶な記憶やエピソードが語られました。社員一同改めて、風化させてはいけない記憶であることを再確認いたしました。
当時の記憶は昨年の追悼式の際に公表しました【東日本大震災から9年】にて記載しております。
【東日本大震災から9年】URL:https://www.matuno.co.jp/news/46459.html
【代表メッセージ】
あれから10年の間にも多くの被害が日本中、世界中で起きています。そして多くの被災者が、様々な困難に直面しながらも、共に助け合い、それらを乗り越えられてきました。復興に向けて歩まれた被災者をはじめとする多くの方々の尽力に深く敬意を表します。
また、この大震災が与えた影響の大きさ、被災された方々の苦悩や、犠牲になった方々のことを決して忘れてはいけないという思いを新たにします。
「あると思うな親と金 ないと思うな運と災難」
現在も被害を受けた街は復興途中であるにも関わらず、新型コロナウイルスなど様々な災難が社会に深刻な影響を与えています。これから先も、いつ何が起こるかわからない状況の中で「運と災難は背中合わせ」という意識はとても大切であると考えております。
運というものは絶対に諦めない人に寄り添います。これまでの10年間と同じように諦めない気持ちで、共に助け合い、力を合わせて乗り越えていけば必ず明るい未来が訪れると信じています。
株式会社まつのは青果物流通のパイオニアであり続けるとともにお客様の買い物代理人として「新鮮で美味しく、より安全・安心で確かなものを 欲しい時に 欲しいだけ 欲しい場所に お届けする。」これが私たちの使命です。
東日本大震災においても、この使命を全うし、いち早く、被災地に食品をはじめとする救援物資をお届けしました。当時、放射能の問題や道路状況の悪化など被災地へ救援物資を運ぶには様々な問題もありましたが、当社の従業員、その家族の協力、そして被災地の皆さまの支えがあったからこそ使命を全うできたことを心より感謝しております。
昨今はこれまで以上に様々な災害が発生する自然環境となっております。
株式会社まつのは、産地が誇る新鮮な野菜・果物を、真心を込めてお届けするという社会的責任を胸に刻んで持続可能な社会の発展に貢献してまいります。加えて、2011年3月11日の記憶を脳裏に刻み、社員一同、常に有事に備え、不断の努力で挑戦を続け、邁進してまいります。
株式会社まつの
代表取締役 松野貞文