香川県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
ベジフルビューティセルフアドバイザー
川村 章子です。
香川県で秋!といえば、待望のオリーブの実の季節です!
香川県の県木はオリーブの樹で、街路樹やマンホールのデザインにもなっています。オリーブは育てやすいので、鉢植えや庭木にされていることも多く、とても馴染みのある木。背丈ほどの樹や見上げるほどの高さの樹までさまざまです。
ヨーロッパでは、オリーブは平和と智恵・勝利の象徴であり、聖書やギリシャ神話にも登場します。アテネオリンピックで葉冠が授与されていたのは2004年の話。あれから12年も経ってるんですね。
香川でのオリーブ栽培は明治41年にさかのぼり、アメリカからの苗木を小豆島で試験栽培されたのが始まりです。
瀬戸内海は地中海と似た気候で、今では小豆島だけでなく四国本土でも栽培が盛んですが、まだまだ生産量は少なく国産の希少なオリーブオイルは高級品のひとつといえるでしょう。
モクセイ科の常緑樹、オリーブの樹は初夏に白い小さな花を咲かせます。
ご存知のとおり、オリーブオイルはさわやかな風味と香りが特徴です。オリーブの実を一粒一粒丁寧に手摘みし圧搾機にかけるとオイルがとれます。その期間はたった2~3日以内!その鮮度のよさがオリーブオイルのおいしさにつながってるんですね。
香川県では実が緑の時期に収穫しますが
木で熟すと赤~黒い実になります。
お話を伺った農家さんは圧搾機をイタリアからお取り寄せされ、この時期になると、近隣の生産者さんが自家製のオリーブオイルを抽出するため集まってこられるそうです。圧搾したら、その度に分解し、部品を綺麗に洗浄されます。
県内で採れるオリーブの実に対し、県内で搾る輸入のオリーブの実は多く、搾りカスは有効利用されています。
「オリーブ牛」「オリーブハマチ」「オリーブ米」「オリーブ豚」は、オリーブの搾りカスを飼料や肥料に
混ぜて、育てたものです。
さらに、葉はお茶に加工されたり、オイルは化粧品にもなっています。
オイルに含まれる一価不飽和脂肪酸のオレイン酸は血中の悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにするといわれています。また、ビタミンEを多く含むので美容と健康にピッタリですよ。
さて、私は、採れたての実を苛性ソーダで渋抜きし、数日間何度も水を替えて、塩水につけて、自家製オリーブの新漬を作りました。
初めてで、水替えが雑だったので、綺麗な色になりませんでしたが、プロが作るとこんなにキレイ!
初めてで、水替えが雑だったので、綺麗な色になりませんでしたが、プロが作るとこんなにキレイ!
これはオリーブの芯抜き器。これで簡単に種が取れます。
私は塩分2~3%と塩を控えめに。ワインのおつまみにぴったりです。
渋抜きの段階で少し黒くなったものは
佃煮にし、ごはんのお供にぴったり。
秋の楽しみが増えました。おいしく、健康で、美を目指し、オリーブ生活を楽しみたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
香川県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
ベジフルビューティセルフアドバイザー
川村 章子でした。