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みなさまこんにちは。
静岡県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの小櫛香穂(オグシカホ)です。
先日、松野貞文社長の静岡県視察で浜松市南区の京丸園株式会社様へ同行をさせていただきました。
松野社長(左)と京丸園株式会社鈴木社長様(右)
松野社長が手にしているのはこちらで栽培されている小さなサイズの「京丸ミニチンゲン」です。エグミもないとのことで実際に現場で試食させていただきました。「京丸園株式会社」様では小さなサイズの野菜にこだわり栽培をされています。特にお寿司屋さんなどで芽ネギ寿司として提供される「京丸姫ネギ」においては東京市場でなんとシェア7割!
今回はその栽培現場視察レポートをお伝えします。東京圏・大阪圏のほぼ中間に位置し全国の消費地に鮮度良く農産物を供給できる立地環境にある浜松市。「京丸園株式会社」様は浜松駅から車で15分程にある都市型農業です。
栽培ハウスへご案内いただきました。こちらはハウス一面に広がる芽ネギ「京丸姫ネギ」です。
芽ネギの先にある黒いものは種です。播種からの成長の様子が分かります。
こちらでは水耕栽培が行われ水質、水温も管理され、またハウス内温度も最高品質のハウス用遮光カーテンで最適な環境を維持されています。京丸園様は全国に先駆けて水耕栽培を始められ、来年にはミストの設備も導入予定だそうです。すばらしいですね。
パネルを持ち上げるとびっしりと根が伸びているのがわかります。
播種から出荷までは20日ほどで安定供給できるよう日々段階的に栽培をされております。収穫後は洗浄し、葉先を切りそろえ、その後先端や隙間に残る小さな種(画像に映る黒い物)をピンセットで一つずつ取り除きながら、鮮度保持の為にスポンジごとパック詰めするそうです。
日々の出荷量と、それに対する手間と時間のかかる作業量に松野社長も大変驚いていました。
「徹底した衛生管理と、手間はお客様のためですから」と笑顔で鈴木社長がご説明くださいました。
芽ネギは魅せる野菜の定番商品。野菜寿司のメインのネタになったり、最近は外食産業において「焼き肉で巻いて食べる野菜」として提供されることも多いそうです。
続いて「京丸ミニチンゲン菜」のハウスも見せていただきました。
「京丸ミニチンゲン菜」は株まですべて美味しくいただけ捨てる部分がありません。
丸ごと食べられるということでその場で試食をいただきましたが柔らかい葉はエグミを感じず、株の部分の固さも気になりません。ミニサイズの京丸チンゲン菜はカット不要で丸ごと使えるため「魅せ野菜」として姿を重視した料理におススメだそうです。現在は外食産業では「しゃぶしゃぶ」「鍋」「結婚式場」また「豪華客船のレストラン」でも使われることもあるのだそうです。
これは背丈が15センチほどの「京丸姫みつば」です。通常の良く見かけるみつばより葉の大きさも背丈も小さいです。
こちらは主に飲食店様での利用が多いそうです。葉が小さいサイズであることで料理の皿や椀へのおさまりもよく、まさに「魅せる野菜」ですね。葉の枚数が多いことも喜ばれる理由の一つだそうです。
鈴木社長からおススメの食べ方をお聞きしたので早速家で作りました。
【京丸姫ネギを使って】
焼肉にさっと野菜をプラス・・・肉の旨みが引き立ちさらに極細ネギの歯触りに箸が進みます。さっぱりといただけ、女性受けが良いというのも納得でした。手が汚れないのも嬉しいですね。
クリーム系パスタにも合う・・そうお聞きして試してみました。シャキシャキっとした食感が滑らかなクリームパスタのアクセントになっています。彩りで魅せる野菜効果も抜群です。
【京丸ミニチンゲン菜を使って】
野菜不足にプラスワン・・加熱時間がほぼ不要の柔らかいミニチンゲン菜は料理の仕上げに入れるだけで十分加熱できます。包丁もいらず、手間ナシで使えるチンゲン菜はおススメです。クセもなく和・洋・中で使えますよ。
今回の視察で魅せる野菜の役割はこれからますます大きくなると感じました。
京丸園株式会社様貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
京丸園様HP http://www.kyomaru.net/
静岡県まつのベジフルサポーター
野菜ソムリエの小櫛香穂(オグシカホ)でした。