早速、大根や葱・白菜など 立派な冬野菜達がお出迎え。
上の写真右の葱は、 飛騨高山伝統野菜の飛騨一本太ねぎ。 太くて柔らかく 甘くて美味しいねぎです。 この写真ではサイズが わかりにくいですが、実は・・・
こんなに太いのです! 白い部分の一番太いところは 直径4センチ。これでも店のおばあちゃんによると「太いのは卸しにまわすもんで除けとるもんで・・・」と細いものなのだそうです。卸用の太いねぎを一度見てみたい!
こちらは同じく飛騨高山の伝統野菜飛騨紅かぶと長人参。
どのお野菜も大きくて立派でした。 高山といったら赤かぶですね! ずっしり重く、大きくて真っ赤な色 存在感もばっちりですね。 生で食べても美味しいですが 主に漬物に加工されます。 長人参も長~くて色も濃く 甘くて美味しそうです。
赤かぶのお漬物が沢山並ぶ 漬物屋さんです。
漬物屋さんも沢山ありますが やっぱりどこのお店にも 赤かぶの漬物がいっぱいで赤いです。 赤かぶと白菜・大根などを 一緒にきざんで漬けた切り漬けなどがあります。 岐阜の山の方では お漬物を焼いて食べる習慣があり、 漬物ステーキという郷土料理があります。油で炒めた漬物に溶き卵を絡めたもので お醤油を少し垂らしていただきます。。 漬物を焼くのは少しびっくりされると 思いますが、とっても美味しいんですよ 。伝統野菜以外にも、 野菜の楽しいブースがたくさん。
こちらはミニトマトのバイキング。
食べてみて!このトマト甘くて 美味しいよ!糖度13度あるのよ~」 と試食のトマトを沢山配っておられました。 私もひとついただきましたが 甘くてとっても美味しかったです。その他にも林檎や山ごぼう なつめ、あぶらえ (高山の方ではえごまの事を あぶらえと呼びます) など他にも飛騨の伝統野菜を始め色んな野菜や果物が並んでいます。加工品も飛騨ならではのものばかり。
こちらのお店はほう葉や味噌、 お餅の加工品のお店です。
とちやきび・よもぎ・玄米・黒米などを 練り込んだ切り餅はカラフル。ほう葉は、夏の若い葉はお寿司を包んで ほう葉寿司にしたり、 写真のように枯れた葉は 味噌とお肉や魚、野菜などを乗せて焼く ほう葉味噌などに利用されます。
白いご飯やお酒がすすむ一品になります 酒屋さんには珍しいアイテムも! 野菜の甘酒です。
さつまいもとかぼちゃの甘酒。 野菜の甘酒は初めて見ました。 ほっこり甘くて美味しそうですね。
その他、 手作りの民芸品のお店もあります。
ここに写っている人形はすべて 赤い顔のお猿さん。 さるぼぼといいます。
『ぼぼ』とは高山では赤ちゃんを 意味する言葉で猿の赤ちゃんを イメージした人形です。 昔のおばあちゃん達が 子供達に作ってあげていたそうです。 災いが去る(猿) 良縁・円満(猿)などにかけて お守りにもなっているお猿さんです。稲穂にしがみつくさるぼぼは、 きっと、農作物を被害から守り豊作を願ってくれているのでしょうね。
朝市ではこのような地元の農産物を始め、加工品などを販売するお店が 約40~50店ほど並んでいます。多い時には60店ほど並ぶ時も。30年程前は120店以上 あったそうです。「ありがとうな~ また来てくれんさいな~」 お店のおばあちゃんの言葉にどこかほっこりした山の田舎の朝市でした。 宮川朝市は朝6時~12時頃まで毎日開催されています。近くまで行かれた時には是非足を運んでみて下さいね。
愛知県のまつのべジフルサポーター ジュニア野菜ソムリエ 桜井さちえでした。