熊本へ支援物資を緊急輸送した帰りのトラックに乗って、熊本市産のそら豆が届きました。

旧まつのブログでのハンドルネーム「あずき」でお馴染み、今はまつのを卒業して熊本市で農業に取り組む吉見 茜さんのそら豆です。

※緊急支援物資便レポート
http://blog.matuno.co.jp/archives/1055969506.html

※旧まつのブログ
https://www.matuno.co.jp/blog/blog.cgi

収獲したのは、支援トラックが到着した4月20日。1日に80回を超える余震があった地震まっただ中での収獲です。

昨年末に東京から移り住んでまだ3月、熊本にも仕事にもようやく慣れてきた頃の思いがけない震災。無事はすぐ確認できたものの知らない土地で心細くはないか、困ってはいないか・・・。社内に備蓄する災害用物資を載せて現地に向け出発した支援物資便から変わらぬ笑顔の写真が届いたときには、社員一同ホッと安堵しました。

勤務先の農場、（株）四季湊様では、地震発生から6日目の4月19日に本格的に業務を再開されたとのこと。「ライフラインは復旧しておらず断水も続いている状況。でも植物は待ってはくれないもの。なんとか農業で復興をしていかなくてはとの思いで再開致しました」（公式Facebookより）

そら豆は特に収穫適期が短く待ったなしの作物です。

しかし、出荷先の飲食店は震災の影響で営業を休止中。収穫しても売り先がないことを知りそれならまつのに！と急きょお引き受けすることに。今回はお客様への販売ではなく、熊本で頑張る吉見さんを思いながら幸せ?野菜ランチで頂くことにしました。

そら豆は何より鮮度が大事！部署横断で幹部社員も集まり、大量の鞘を手早くむいていきます。

出荷を司る平和島第一部センター長

仕入れ部門の商品部ＤＪコウ！

キッチンスタッフのニューフェース、ロアンさん。

たっぷりのそら豆を贅沢に使って

今日のランチはそら豆ご飯！

人事課マネージャーが試食します。

ばっちり。美味しくできました！

吉見さんが地震発生から一週間目にFacebookで発信したメッセージ。許可を得て一部転載します。

「大勢の方が復旧向けて不眠不休で頑張っているのに、いつまでも被災者でいてはいけないと。復興者として、貢献していかなくてはと気持ちを切り替えつつあります。まだ不安も迷いもある中で、自分に出来ることは何か？　ご心配いただいている皆さまにご恩をお返しできるよう、一日も早い復興に向けて前を向いて進んでまいります」

社長がいつも言う言葉、「まつのを離れても、共に時を過ごした仲間は大事な家族」。熊本から届いたそら豆は格別で、お腹と心に沁みわたる美味しさでした。

復興はまだ始まったばかり。私たちにできることは何か、例え小さなことでも大切にして実践、行動してまいります。

被災地の一日も早い復旧、復興をお祈り致します。