料理の前に、白菜が甘くなる仕組みについて!
寒さが厳しくなるということは、水分を多く含む野菜にとっては凍ってしまう危険があるということ。そこで、白菜は自らの身を守るために、葉のデンプンを凍りにくい糖分に変えて溜め込むのです。白菜に限らず、冬の葉物野菜の甘味が強いのは基本的には同じ仕組み。本来の旬の時期が美味しいのには、理にかなった理由があるんですね。
中曽根農場さんが愛情込めて育てた立派な白菜!
芯が甘く、そのままでもパクパク美味しくいただけます!葉も中心部に近いところは青臭さや
渋さもなく、柔らかくて食べやすいです。
それでは、白菜尽くしのまかないランチです。
白飯の上のおかずから時計まわりに・・・
・白菜と豚バラのミルフィーユ煮
・白菜と赤パプリカのオイスター炒め
・白菜と紅しぐれ大根(赤大根)と水菜のレモンマリネ
・白菜とカリカリベーコンのサラダ~胡麻ドレッシング~
・白菜とキノコのスープ
・白ごまご飯
白菜は、生食で(サラダ&マリネ)、炒める、蒸し煮にする、煮る・・・と調理法を変えることで、食感や味わいもさまざまに変化します。そのバリエーションを楽しんでいただきたいと思い、このメニュー構成にしました。特に「白菜とキノコのスープ」は「白菜と豚バラのミルフィーユ煮」からでた出汁をベースに作ったので、白菜と豚肉の旨味や甘味が感じられるコクのあるスープになりました。
社員のみなさんに感想を聞いたところ、
・今年の走りの時期に食べられて嬉しい!
・白菜のサラダが、甘くて美味しい!
・白菜のいろんな食べ方ができて大満足。
・美味しい白菜。
でも霜降りの時期ならもっともっと甘いはず。厳寒の頃が楽しみ!
などなど、意見をいただきました。やはり、青果物流のスペシャリストならではの厳しい声も聞かれました。寒さが一足早く訪れる長野県の高地では、現在収獲される白菜も、甘味がのった美味しい品ですが、これからさらに寒さが増せば、もっともっと美味しくなるのです。鍋、漬物、マリネ、餃子、八宝菜、ロールキャベツ風などなどこれからの白菜料理がとても楽しみです。そしてこれからも、旬の野菜を使って社員の皆さんに楽しんで食べていただけるまかないを作っていきたいと思います。