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こんにちは。
香川県のまつのベジフルサポーター
アクティブ野菜ソムリエ
ベジフルビューティセルフアドバイザー
川村章子です。
夏真っ盛りですね。暑い中、農作業をされている方に感謝しながら、農作物をおいしく頂いています。
さて、先日お邪魔したブドウ畑。こちらは加工用ブドウで、ワインに大変身する品種です。
国産ワインのブドウの生産は、山梨県の甲州勝沼や長野県が有名ですが、全国各地にもおいしいワイナリーがありますね。
四国にはワイナリーが2つあり、そのうちのひとつが、香川県さぬき市にあるさぬきワイナリーさん。こちらにお邪魔して参りました。
さぬきワイナリーでは、自社でブドウ畑を管理されています。ブドウのハウスは、部分的に覆われ、棚が背丈くらいなので収穫しやすい高さです。でも、移動するには中腰で、汗もしたたり、生産者さんの苦労が身にしみる見学となりました。
こちらはハウスのブドウ畑。
足元に葉っぱが落ちてないのは、病害虫予防のため。1~2芽を残す短梢剪定という方法で、葉っぱやつるが実に当たらないように切ります。 こちらの木は10年目。ブドウの木は大切に育てると、50年ものの木もあるそうです。
5月に花が咲き、今は緑の実が育ち、9月頃から赤くなり、10月に収穫。秋の実りを楽しむ頃には、完熟のブドウがボジョレーヌーボーに変わります。
ちなみにこちらは露地のブドウ。病害虫にやられやすく、ハウスに比べると収量が半分程に減るそうです。 一度作ったブドウ畑にビニールハウスを建てるのは難しく、天候にかなり左右されるそうです。
現在は、農園主さんの指導の下、さぬきワイナリーの社員さんがブドウの管理をされています。農園主さんは、長年ブドウの生産者さんの指導員でした。
実は加工するので、形は問わないかと思いきや、農園主のこだわりで、「やっぱりブドウで生まれたんだから、ブドウらしい形に切ってあげるんよ。そのほうがブドウが喜ぶやろう」と。
根腐れ防止に水は極力少なく、土の様子やブドウと会話しながら水の量を調節し、散水するそうです。長年の経験が、ワインの味に活かされるのですね。
工場のラインが止まっている時期は、ブドウの管理、販売など、限られた人数で香川県唯一のワイナリーを運営されています。工場は止まっていましたが、見学させて頂きました。
さぬきワイナリーでは、 香川大学農学部が開発して平成18年に種苗登録された「香大農Rー1」という品種でつくられた「さぬきREDワイン」が販売されています。この品種は、沖縄の野生ブドウ「リュウキュウガネブ」と「マスカットオブアレキサンドリア」の交配種で、なんといっても赤が濃い!アントシアニンがカベルネの2倍以上含まれ、抗酸化作用が高いとか。
色は赤というより、紫色で色が濃く、山ブドウの酸味と力強さがありました。
そして、ブドウ以外のワインも。さぬき姫というイチゴを使ったワイン。
香川県小豆島のスモモを使ったすももワイン。
香川県のデラウェアを使ったものやランブルスコ種のワイン、ノンアルコールワインなどがお手頃価格で販売されていました。
試飲コーナーもありますので、ドライバーさんと一緒にご来場の方はぜひ!赤ワインに含まれるポリフェノールは抗酸化作用があり、ガン・動脈硬化・認知症予防などの効能が期待できます。お酒ですので、適度に嗜む程度で、健康についても意識して、楽しめるといいですね。瀬戸内海が一望できる高台にあるさぬきワイナリーさん、またお邪魔したいと思います。
これからピオーネやデラウェアなど、フレッシュなブドウの旬ですね!こちらも楽しみです。
アクティブ野菜ソムリエ
ベジフルビューティーセルフアドバイザー
川村章子でした。