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2009年 6月 16日 (火)

2003年9月11日/日本経済新聞 朝刊より

by admin

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レストランに食材を供給する野菜卸まつのが一般消費者向けに出店した「まつのベジタブルガーデン」(東京都世田谷区)
シェフ厳選野菜を食卓に 東京の野菜卸は小売店、レストランも店頭で販売

 シェフのこだわり野菜を自宅で――。有名レストランなどが料理に使っている野菜を一般消費者向けに販売する店が増えてきた。外食店向け野菜卸が直売店を開いたり、レストランが店頭で産直野菜を販売したり、インターネットを使った宅配を行うところも現れた。有機栽培や産地直送を売り物とし、消費者の人気を集めている。

 有名レストランや外食チェーン相手に販売してきた野菜卸のまつの(東京・新宿)が8日、玉川高島屋ショッピングセンター(東京・世田谷)に「まつのベジタブルガーデン」を開店した。同社が初めて一般消費者向けに開いた店だ。

 「朝採りレタス(198円)、収穫・午前3時。化学肥料使用せず」。店頭には収穫時間まで明記した表示とともに有機野菜など約300品目の野菜が並ぶ。

 フルーツトマト(4個433円)や歯ごたえが特徴の仙人もやし(58円)は、北海道の産地から空輸された。スーパーで売られる一般的な野菜に比べ価格はやや高めだが、外食向けに大量に集荷・販売しているメリットもあり「有機栽培や産地を厳選した野菜にしては割安なはず」という。

 10月10日に15年ぶりに食品フロアを全面改装する大丸京都店(京都市)では、地下の食品売り場に有機野菜や京野菜を売る「こだわり野菜コーナー」を新設する。京都の料亭で使われるような京野菜に力を入れ、生産地・生産者を明記し、種類もこれまでより大幅に増やす。


[2003年9月11日/日本経済新聞 朝刊]


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