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ジュニア野菜ソムリエERI - 産地報告の記事
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2012年 6月 16日 (土)
産地視察〜No.2【空水ビオファーム八ヶ岳】
by ジュニア野菜ソムリエERI
岩窪農場さんを見学した後は、
空水ビオファーム八ヶ岳の岡本順孝さん
を訪ねました♪
農薬や肥料を使わない
「自然栽培」
を
実践されている岡本さん。
メインは小麦の生産で、
自家栽培の小麦を使用してパンを作り、
都内のマルシェなどで販売をしています。
今年は昨年よりさらに面積を増やして、
小麦の栽培に力を入れるそうですよ。
今回は小麦畑ではなく、
野菜の圃場を見学させていただきました!
岡本さんの自然栽培は、
耕作放棄地を借りることから始まります。
20年以上放置された土地は、
雑草などの根っこがたくさん埋まっていて
開墾するのは困難だと思うのですが、
そんな手つかずの土壌には
様々な植物の根が腐食して残っている上、
微生物が多く存在しているため「地力」があるそう。
そして、生えてきた雑草を土にすき込んでいく
「草生栽培」を行うことで、
野菜が生長できる環境を維持するだけでなく、
「自家採種」にも取り組んでいます。
大きくなり始めたきれいなブロッコリーを見ると、
本当に農薬や肥料を使っていないの?
と不思議な気持ちになるばかり…
「肥料を使うと窒素過多になり、虫がついてしまいます。
肥料を使うのをやめたら、虫がこなくなりました」
と岡本さんは話します。
こちらは自然栽培のトマト
こちらは有機肥料を使ったトマト
茎の太さを見ると、苗の育ちの差は歴然です。
自然栽培で育った野菜は収量が少なくなったり、
サイズも小さくなってしまうそうです。
ちなみに、小麦の栽培では、
カビが発生しないように畝間を2倍にするため
収量は通常の半分になってしまうとか…
とても手間のかかる自然栽培ですが、
岡本さんがそれほどまでにこだわるのはなぜ…?
「安心・安全な野菜を食べてもらいたいし、
農薬や肥料を全く使わないで栽培する
野菜を求める消費者の方がいるから」
その言葉に岡本さんの信念が垣間見えた気がしました。
この八ヶ岳南麓の土壌の力を信じて
真摯に農業に取り組む方との出会いを通し、
私は北杜市に住んでいる幸せを改めて実感しました♪
今後、自然栽培についても
もっと学びを深めていけたら…と思います。
岡本さん、どうもありがとうございました!
空水ビオファーム八ヶ岳→
http://www.soramizu.com/
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