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2013年 2月 23日 (土)

ちりめん亭の産地視察研修【おしゃれ葱編】

by 内気

ちりめん亭の店長さんからの
自分たちのお店(ちりめん亭)で使っている野菜が
どのように栽培されているのか見てみたい

という御要望から
【小ねぎ】【キャベツ】の産地視察研修が行われました。

今回その【小ねぎ】の産地視察研修に同行させていただいたのでその様子を報告いたします

訪れたのは静岡県の最西部にあるとぴあ浜松おしゃれ葱部会。

日本国内で上位の日照率を誇る県なのですが・・・
視察当日の気温は4℃
東京の気温に慣れた自分には寒かった・・・


今回の産地研修に参加したのは
株式会社トモスの後藤社長 他
商品担当者や各店の店長さん方


まずは集荷場へ直行
小葱の集荷時間は朝早く、9時過ぎには持ち込みが完了します。
ここでは年間を通して、一日あたり45000〜60000束もの小ねぎが
入荷してきます。

営農担当の方に小ねぎの種類や入荷量、入荷後の保管方法などの説明を一通り受け
実際に小ねぎを栽培している圃場へと向かいます。



今回お世話になった、おしゃれ葱部会は全部で7名の生産者がいます。
写真は部会長の大橋俊之さん(奥)、中野光祥さん(手前)
この部会ではどの方も150a以上の圃場を持っており
一人あたり6000〜9000束を一日に出荷しています。

小ねぎは
生育時に水を多めにすれば、柔らかく食味は良いが日持ちが悪く
逆に水を少なくしていけば味は辛めになりますが、日持ちが良くなる
傾向があります。

「お客さん毎に味を変えて作れれば一番いいんだけど、
そうもいかないから、一番ちょうど良い
みんながおいしいと言ってくれる小ねぎに育つように
天候や気温と相談しながら、どの生産者も頑張っているよ」


と部会長。

おいしいものをお客さんに届けたいという気持ちは共通意識なんですね。


圃場ではちょうど収穫中だったため、作業風景を見せていただくことに。

収穫は、フォークと呼ばれる土ごと根を掘り起こす農具を使っておこないます。
リズミカルにサクサクとフォークを刺して、土を掘り起こしていきます。



土を掘り起こしたら、ひと束づつ丁寧に手作業で収穫していきます。
土がサラサラしているので、以外にもすんなりと引き抜けます。



ちりめん亭の店長さんも、ちょこっと収穫体験。
でも、なんとなく腰が引けてるような・・・?

「もっと強く掃わないと土が落ちないよー」
とパートさんにアドバイスをもらいながら四苦八苦で収穫。


収穫後、コンテナにキレイに詰めれらた小ねぎ達。
次の工程のために専用の機械のある洗い場へ向かいます。


洗い場では、先ほど圃場で収穫した小ねぎをコンベアーに流して
根の部分の皮を剥くと同時に土を洗い流していきます。

ちなみにこうやって小葱に手をかけて“おしゃれ”させていくので
おしゃれ葱・・・という名前がついた一説があるとか。




この後、洗われた小ねぎは100gづつきれいにラッピングされ
箱詰めされていくのですが・・・

それはまた別の機会。


ふたたび集荷場に戻ったら、生産者を交えて質疑応答の時間。


小ねぎは、昔は薬味需要のために夏の栽培が中心でしたが
今は様々な用途に使われるようになったため
年間を通しての需要が増えています。
その需要に対応するために
部会では今期生産数を5万ケース増やす予定だとか。

若い生産者が多いおしゃれ葱部会の方々はやる気で溢れていました。

社長や店長さん達もそれを受け、小ねぎの切り方を変えてみるか・・・や
小ねぎをいっぱい使うには・・・など
色々なアイディアが沸いてきたようでした。


最後に生産者さんと一緒に記念撮影

皆さん充実した笑顔がステキですね
研修おつかれ様でした。

視察させて頂いた
とぴあ浜松の皆様
おしゃれ葱部会の皆様
充実した時間をありがとうございました。


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