2011年 10月 31日 (月)
つやつやトマトの産地へ〜豊橋
by archives
「トマト」の産地である、
豊橋トマト部会を訪問しました!
広い空とどこまでも続く畑、暖かい太陽の日差しが印象的な愛知県豊橋。
まずは、集荷場に向かいます。
こちらは手作業でトマトの判別をするところ。
夏は暑く冬は寒いところですが、スタッフの方の働きが、
おいしいトマトづくりにつながります。
豊橋のトマトは、 濃い赤色と表面の美しいツヤが特徴です。
そんなトマトづくりへの取り組みやこだわりをお聞きしました。
約 160名の農家さんで構成される豊橋トマト部会は、
昨年140万ケースを出荷され、
今年は150万ケースを目標としておられます。
まつのには、Lサイズから、
M・Sサイズまで、 あらゆるサイズのトマトを出荷していただいています。
農家さん・大澤さんの圃場を見せていただきました。
ハウスの中に入ると、
トマトには 太陽光のほか、扇風機で水蒸気(ミスト)を
いきわたらせていました。
ポカポカ陽気のこの日は、湿度を80%にすると トマトの葉の裏の気孔が
開き、ベストな状態で光合成ができるのです。
同行したモスバーガーさんとともに、
このトマト自身の力を発揮させる育て方には感激しました!
豊橋トマト部会(後編)です!
私は特別に、別のハウスも見せていただきました。
大澤さんは土耕だけでなく、
11年前より 水耕栽培にもチャレンジされています。
土耕と比較して、水耕は害虫の被害や農家さんの体力的負担を抑えることができ、
安定した収量を確保できます。
さらに土耕が、気温や雨量に左右され肥料等の手入れを
毎回変えなければならないという一方で、
水耕は、
徹底的な培養液のデータ管理を行うことで、トマトにとって絶好の
成長環境をつくることができるのです。
そのため、
他の農家さんたちと日々のデータを管理し、出荷の合間のおしゃべりや勉強会の
開催などで意見交換を行い、研究を続けていらっしゃいます。
「現在日本で最先端の水耕栽培といっても過言ではないよ」と誇らしげに
紹介してくださいました。
外からの害虫の侵入を防ぐため、靴の裏を洗ってからハウスの中へ。
水耕は根の位置が高いため、苗木の大きさに圧倒させられました。
こちらのハウスは、
温度、湿度、培養濃度、二酸化炭素濃度などほとんどの データが、
コンピュータで管理され、トマトの安定的な栽培を支えています。
ボタンひとつで、太陽光を3分の1に遮断でき、暖房もつけられます。
根元のフィルターをすっと上げると、
たくさんの根っこが水につかっている様子が確認できました。
こちらでは、停電したとしても3日間は水が枯れないように調整されています。
何事にもチャレンジすることが大好きだとおっしゃる大澤さん。
徹底的な管理ゆえ、4年が経っても大きな障害がないどころかむしろ、
収量を毎年上げておられます。
現在、
トマト部会・水耕栽培のリーダー的存在で、17名の方々のサポートも行っています。
今回のトマトは緑色だったため、次回は真っ赤なトマトに会いに行きたいです!
by ゆり
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