2010年 3月 24日 (水)
【千葉県 長生トマト】
by ししまる
規格外のため、親戚一度で食べるトマト・・
3番果4番果
とまとを載せる黒い器にはマイクロチップが入っており、どこの誰が持ち込んだものかデータ管理することができる。(トレーサビリティ)
センターに持ち込まれたトマト
「台木」
春トマト部会長 吉田茂さん 弦の太さが均一で手入れが行き届いたきれいなハウスです。
季節ごとに胡瓜・なし・トマト・メロンも選果。
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視察当日も一日中曇天でした。
3月に入り、越冬部会から春部会に変わり,
主な品種は麗容・はるか・桃太郎。
現在は3番果・4番果が収穫に一番近いですが、
やはり曇天続き、低温状態が続いているため色周りが極端に悪い状況です。
玉伸びも悪く、小玉傾向。
さらに突然の大雨や湿気などにより、
「灰色カビ病」も発生しやすくなります。
「灰色カビ病」・・・
低温多湿を好むため、春先〜梅雨・秋口〜冬の初め頃の気温がやや低く、湿度の高い、雨が多くて日照が不足しがちな時期に発生しやすくなります。
特にこのところの悪天候で追い打ちをかけるかのようにどの産地でも同じような現象が起こっています。
「台木」・・・
耐病性品種を用いたり耐病性台木に接ぎ木することでかなりの病害が回避できます。
「規格外のトマト」・・・
親戚一同で食べる分のトマト。
こういったトマトを自家消費するのではなく、
長生アピールのためにも加工品として形を変えて提供することはできないでしょうか。
食味・品質は年間通して安定しており、
長生ブランドとして確立されてはいますが、
より多くの方に長生を知って頂くためにも、
末端のお客様にもわかりやすいアピールをする必要性があると感じました。
今後も定期的に産地へ足を運び、
生産者の方と直接対話することでより産地と人を知り、
少しでもお力になれるよう、
今後も意見を交わしていきたいと思います。
より良い形でお客様へ提案できるよう、
まずは産地の方々と会話する機会を増やしていきたいと思います。
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