2011年 11月 27日 (日)
安全・安心の「鶏卵」を求めて(1)【アキタの完全直営一貫生産システム】
by ちゃーりー
まつのでの取り扱い商品の中にある 「鶏卵」
鶏インフルエンザ、震災後の飼料不足・・・
鶏卵を取り巻く厳しい状況。
そんな中、お客様のご要望である
「安全・安心」の鶏卵を探して
株式会社アキタ いすみ農場
【運営会社は別会社:(有)いすみポートリー】
へ行って参りました。
こちらの会社の特徴は、なんと言っても
日本唯一の「完全直営一貫生産システム」
通常、鶏卵は
・ふ化させる業者
・ヒナを育てる業者
・飼料供給業者
・卸業者
等、様々な業者が関わり流通していますが
アキタでは
「ヒナのふ化、飼料配合も自社で一貫生産・管理」し
完全直営一貫生産することで
飼料・衛生管理。SE(サルモネラ)検査・全工程の履歴がわかる
トレーサビリティーシステムを構築しています。
一番の懸念事項である 「鶏インフルエンザ」
細菌やウイルスの進入を防止するため、
バイオセキュリティーを徹底しており、
農場施設へは入場規制があり
部外者の農場立ち入りは原則禁止されています。
納品の車は、強力な薬剤で洗浄後施設内へ。
トラックも洗浄できる大きな洗浄装置。
銀色のパイプから洗浄剤が噴射されます。
野生動物の進入禁止のため、施設周りはフェンスで囲まれています。
鳥類の侵入防止と中に光が入らないようにするため
窓のない鶏舎
農場で働く人は、「鳥類の飼育禁止」
鶏インフルエンザが発生した国やアジア出張後は、
一定期間立ち入り禁止
等、徹底した管理体制の中、飼育されています。
「部外者の立ち入り禁止」
これは、
社外の私達はもちろん、外部の接触回数が多い会社の営業担当者も含まれます。
今回、視察のために
待ち合わせの勝浦駅からまず向かったのは
「お風呂」
「お風呂に入っていただき、全身これに着替えて下さい。」
と手渡された衣類一式。
全身洗浄(もちろんシャンプーも!)した後は、
上着・シャツはもちろん、靴下をはじめ下着まですべてチェンジ!
そして車に乗り込み、農場の敷地へ。
そして案内されたのは事務所
ここで 再び全身シャワー&洗浄し、
さらに、着替え(ここでも下着から再度着替え!)
そして専用ユニフォーム・帽子・長靴を着用して
やっと農場内へ入りました。
ウイルスは、鼻・喉・服・髪の毛 につきやすいため
徹底して洗浄することによって施設内に侵入させないようにしているのです。
これは、アメリカのシステムを採用しているとのこと
鶏舎の中には、さらに上から白い服を着て入ります。
長靴の洗浄に加え、噴射される消毒液を浴びて鶏舎の中へ。
今までいくつか鶏舎を見に行きましたが
鶏舎環境・管理体制・・・
鶏舎ってこんなところ という自分のイメージが一変!
このような厳重体制の中、
鶏が飼育されているなんて・・・とても驚きました。
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