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野菜ソムリエの独り言の記事
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2012年 10月 11日 (木)
紅葉が始まった川上村へ…【まつの川上集荷センター】
by ジュニア野菜ソムリエERI
菅平高原から川上村へと移動し、
まつの川上集荷センター
へ行きました。
周囲は紅葉が始まり、すっかり秋の気配が漂っていますが、
まだ圃場にはレタスが青々と育っていました。
先月末に本州を縦断した台風18号の強風で、
外葉は少し開いてしまっていますが、大きな被害はなかったそう…
それは、干ばつが続き、レタスの葉が強く丈夫になっていたからこそ。
もし、雨が続いていて葉が柔らかくなっている時に、
強い雨が降ってしまったら、葉が傷んでしまうのです。
ちなみに、このように、レタスの一番下の葉が乾燥しているのが良い状態。
この葉が湿っていると、上部まで悪くなってしまうそうです。
お盆あたりまで、気温の上昇期には、
野菜の質は良くなっていきますが、
気温が下がっていくにつれて、
レタスの栽培は難しくなっていくので、
小川グリーン研究会の古原和哉代表
は、
「こんなに品質の良いレタスを
この時季まで収穫できるのは何年ぶりかなぁ」
と仰っていました。
そして、
「夏場のほうが甘みは強いんだよ」
と語る古原さん。
でも、後味に十分甘みが感じられます。
夏の暑い時期のレタスのほうが確かに甘みは強かったのですが、
今は甘さが控えめでスッキリした味わいのレタスになっていますね。
まつの野菜女子たちも圃場で味わうレタスに感激しながら、
古原さんの話に耳を傾けています。
さて、別の畑に行ってみると、一面に寒冷紗がかかっていました。
出荷に間に合うよう、玉を大きくする目的と、
霜よけの効果もあります。
ただ、寒冷紗をかけてしまうと、通気性が悪くなってしまうため、
時にはこのように傷んでしまうレタスも出てきてしまうそう。
ですが、飲食店様からの要望に応えるため、
古原さんたちは最後の最後まで、
こうして手間をかけて愛情を込めてレタスを出荷し続けています。
小川グリーン研究会の方々のレタスを味わえるのもあとわずか…
あともう少しの間、お身体に気をつけて乗り切ってくださいね!
そして、来年もよろしくお願い致します…♪
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