2011年 2月 27日 (日)
大田市場に行ってきました〜その壱(場内見学)〜
by ジュニア野菜ソムリエMINA
<見学報告>
施設が完全に開放されていて、誰でも普通に出入りできることに少し驚きました。
施設内は広く、案内していただかなければ、
どこになるがあるかはさっぱり分からない構造でした。
施設内は、 トラック、乗用車、バイク、自転車、フォークリフト、
ターレーと呼ばれる走る台車のような乗り物等が多数行き来していました。
のんびりしているとぶつかってしまいそうでした。
りんごの競りが行われていました。
ここでは、現物は見ず、産地と等級という情報のみで、
競りが行われていました。
別の場所では、 白菜の競りが、現物を見ながら行われていました。
競り人に、思いのほか若い方もいて、驚きました。
個性園芸事業部というコーナーでは、
珍しい野菜やブランド野菜が販売されていました。
野菜を解説するチラシなどがたくさん貼られていて、
市場と言えども、商品を啓蒙する努力や手法は、
スーパーと似ていると感じました。
トマトのアメーラもこのコーナーにあり、ブランドとはいえ、
あれほど出回っている商品でもこのコーナーにあるのかと、
不思議な感じがしました。
野菜購入を申し込む表を見かけました。
市場は、競りばかり行われていると思っていたので、
このような予約表での購入は、少し意外でした。
キレイな段ボールを見かけました。
よく見ると段ボール箱やケースにも、それぞれの工夫が施されていて、
販売者の努力を感じます。
施設内冷蔵スペースは、今は冬場のため、解放されており、
外や施設内と同じ室温でした。
施設の外にもたくさんの商品がおかれており、
見かけた輸入のキャベツは、輸送のためか、箱が潰れてしまっていました。
リースのケースに直接入れられたトマトを見かけました。
こんな状態で輸送されるトマトもあるのかと驚きました。エコのためでしょうか。
卸業者により、販売方法もさまざまで、
購入者のための試食を出しているものもありました。
大田市場内に、卸業者さんが店を出している、
倉庫街のようなエリアがありました。
輸入果物に強い業者さんなどそれぞれに個性があるそうです。
駐車場では、購入した野菜等を、
まさにトラックに積み込んでいる最中の方々がいてここも活気がありました。
<感想>
・ 市場内は、競りばかりが行われていると思っていましたが、
競りの割合が思いのほか少ないと伺い、驚きました。
・ 個性園芸スペースで、
変わった野菜やブランド野菜を訴求している様子は、
スーパーで消費者等に販売する手法とあまり変わらず、
プロの方もこうして知識を得ているのかと、不思議な気持ちでした。
・ 市場の支払いサイトが3日であることに驚きました。
その照合作業は、想像するだけでも大変そうなことが伺えました。
・ 必ず毎日全ての野菜を分配しきる、
というルールがあることも初めて知り、驚きました。
これだけの量の野菜を流通させきるのは、
それぞれの人が相当な努力をされているのだろうなと感じました。
・ 東京に大田市場以外にも多くの市場があることを知り、驚きました。
・ 市場も、人と人との関係で成り立っており、
競り人ごとにモノが集まるような仕組みもとても面白いと感じました。
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