☆トマト勉強会☆
by ジュニア野菜ソムリエmiyo
青果物の流通販売を行っている株式会社まつの様で、
ベジフルサポーターの活動に行ってきました〜
今回は、青果物の流通について伺った後、トマトの勉強会
ベジフルサポーターが集まって、まつの様でお仕事をされているプロの方々のお話を伺いました
まずは、青果物の流通について、曽我常務商品本部長に教えていただきました。
現在の青果物の流通経路は、大きく分けて『市場流通』と『市場外流通』の2パターン。
市場流通・・・中央卸売市場等の市場を経由して、仲卸→小売、と流れる経路。
青果物を平等に分配する為に作られた仕組み。
産地から消費者の手元に届くまで、3〜4日くらいかかる。
需給バランスに左右され、価格が不安定になる。
市場外流通・・・ネット販売等を含む産直販売で、市場を通さず、流れる経路。
収穫から消費者の手元に届くまでの時間が短い。
(まつの様の場合、最短6時間)
需要が読みやすい為、計画的に生産でき、価格も安定的。
市場流通は古くからある流通で、現在も全体の6割くらいはこの流通経路だが、
市場外流通の方が、生産者にとっても、消費者にとっても、利点が多い為、
今後は市場外流通が伸びる見通しとの事でした。
確かに新鮮で美味しいお野菜を、安定した価格で手に入れられるって、
とても大事な事ですね
まつのさんは、市場外流通に力を入れられていて、
日本全国の契約農家から、旬のお野菜 を安定的に流通されています
続いては、トマト勉強会〜 野菜ソムリエ資格も持たれている杉山営業推進部次長から教えていただきました。
まつのさんで扱われている29種類 のトマトを紹介してくださいました。
よくスーパーで見かける桃太郎も、
桃太郎エイト、桃太郎ギフト、桃太郎ファイト、桃太郎ゴールドなど
色んな種類があるんです(写真は桃太郎ファイト、桃太郎ゴールドのみ )
桃太郎は、皮が厚く日持ちの良い為、市場に多く出回るようになったそうです
桃太郎エイトは、トマトの断面にある窓が8個あることから、
種苗会社(タキイ)によって桃太郎エイトと名付けられ
エイトをベースに病気への抵抗性を高めた桃太郎ギフトや
ファイトが開発されたそうです。
ゴールドは、珍しい黄色を生かしたレシピに適しています。
ソースも黄色になるそうですよ
この『みそら』というトマト、断面の窓がとても多いですよね。
このように窓の多いトマトはゼリー部分が流れ出にくいので、
サンドイッチやハンバーガーなどの調理に適していて、
外食産業などで多く使われているそうです
ちなみにゼリー部分は酸味が高く、果肉部分は甘みが強いそうです
ミニトマト、ミディトマトもこんなに沢山 全部種類が違うんです
一部紹介すると、ハートの形をしたトマトベリー
トキタ種苗が売出中の栄養戦隊サプリガールズ キリちゃん
直径1cmくらいの小さいマイクロトマト
北海道仁木町で作られている肉厚で甘いミディトマト シンディスウィート
その他、キャロル10、キャロル7、サンチェリー、サンチェリーピュア、サンチェリー250、
ラブリー藍、千果、サンフルーツ、華おとめ、ヘイシング、フルティカトマト、ラウンドプラム、高リコピントマト、ラウンドミディ、、キャンドルライト、スナックトマト、イエローミミ、アメーラルビンズ、こくみキッズチェリー等々・・・・
全ては食べられませんでしたが、
食べ比べると、それぞれ、香り、甘み、酸味、果肉がしっかり、皮が硬い、軟らかい等、
個性があって面白かったです
私はやっぱり甘みのあるものが好きで、
キャロル10、シンディスゥイート(これは皆さん美味しい〜と喜んでいました)、イエローミミが好きでした
ただ、味は品種で決まる部分もあるけど、栽培方法や環境の影響が大きい為、
時期によって旬の品種も変わっていくそうです。
同じ品種でも、美味しい時期と、そうでない時期があるんですね。
夏秋トマトと呼ばれるトマトは、涼しい地域での栽培に適していて
標高の高い地方(岐阜県飛騨など)や、緯度の高い地方(北海道など)のトマトが美味しいと仰っていました
私はここまでで退席しましたが、まだまだ話は尽きないようでした
現場のプロから、貴重なお話を沢山お聞きでき、とても勉強になりました
☆おまけ☆
お土産でいただいた中にあった、ナガノパープル
皮ごと食べられる葡萄なんです
サクランボみたいに皮ごとパクパク食べれちゃいます 味も甘くて美味しい〜
種も無いので、ゴミもでないし、気軽に食べられ、
こういう果物が増えると、果物を食べるヒトが増えて、消費量が上がるかもしれないですね