2011年 12月 12日 (月)
アグロ・イノベーション 2011
by ジュニア野菜ソムリエfumika
千葉県の「幕張メッセ」で、開催された、
「アグロ・イノベーション 2011」
(2011年11月30日〜12月2日開催)に行ってまいりました。
たくさんの展示やセミナーの中で、
いくつかのブースを見学したり、
プレゼンテーションを聴かせていただきましたが、
今回は、特に下記展示に関して記事にしたいと思います。
●韓国の「省エネビニールハウス」の実例
ビニールハウスのフィルムを、二重三重にし、
中に布団のような保温材を着せることで、
省エネ効果を実現しています。
日本でも、あるメーカーが発売しているパーツを使うことによって、
既存のビニールハウスを、二重三重の構造にすることが
可能なのだそうです。暖房費を節約することができますね。
●展示ブース見学
株式会社 サカタのタネ
こちらでは、担当者の方からお話しを伺い、
下記の試食をさせていただきました。
★白菜 「タイニーシュシュ」
まるでレタスのように葉が柔らかく、生食できます。
小さなうちに収穫すれば、ミニ白菜としても出荷できます。
★かぶ 「あやめ雪」
茨城県産。茨城の直売所などではよくみられる品種とのことで、
通常であれば白い部分が、一部紫になっている、珍しいかぶです。
この紫色は、紫外線に当たることによって表れますが、
その色素は「アントシアニン」です。
真ん中には、イボなしキュウリ、フリーダムも見えます。
「タイニーシュシュ」は、塩こんぶ、ゴマ油と和えたものや、
ドレッシングをかけたもの、
「あやめ雪」は、塩揉みしたものが出ていました。
どちらもずっと食べていたくなる美味しさでした。
その他、下記のような展示もありました。
・収穫の際に作業者の負担を軽減する収穫用ハサミ
・液体肥料を希釈する機械
・除草マシン(小型のロボットのようなものです)
・完全無農薬、LEDなどの照明で葉物野菜を水耕栽培する野菜工場
・野菜の大きさを感知し、大きさに合わせて自動的にパッケージを
カットする機械
・コインロッカーのような、農産物の自動販売機
このように、様々な技術によって、農作業の軽減を図ったり、
実にたくさんの方の力によって、野菜は、
私たちの手元に届いているのだ、と、そのありがたさを改めて感じました。
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