「農家の台所」恵比寿店
by ピーチ
ご飯
オードブル
サラダバー
サラダ
ショップ
スープ
デザート「ホワイトストロベリー」
白身魚のソテー
天ぷら
エントランス
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1月23日
「農家の台所」恵比寿
恵比寿にオープンした農家の台所に行ってきました。
お店の場所は恵比寿の駅から徒歩1分くらいのビルの1階。
株式会社まつのの松野社長も最近、国立ファームさんの本社を訪れ、高橋がなり社長はじめ社員の方々にお会いし、これからお互いの会社で色々な取り組みをしていきましょう、と意見交換をしてきたばかり。
早速入り口に向かうと・・・
ドアの周りには選挙ポスターのような生産農家の方たちの写真が並んでいます。
かなり斬新・・・。
スーパーマーケットの通用口のような入り口を開けると・・・
野菜売り場に。一般的な野菜から珍しい野菜がずらりと並んでいます。
手を取りたくなる感じでした。近所にあれば、きっと買いにきますね!
このお店のひとつの特徴ですね。。。
そこを通り抜けるとお店に続いています。
抜けると、無添加の調味料などが沢山並んでいます。
(その商品も購入可能)
いよいよ客席へ。
この日は高橋社長も店舗に見えていらっしゃいました。
広く明るい空間、目の前に樽を使った装飾がされ、そこに書かれた「国立」という黒い文字が目に飛び込んできます。その樽の下はガラス張りのショーケース。中では野菜の栽培模様を展示してあるのですが・・・少し明るすぎ、あまりいい絵には感じなかったのが残念でした。
その右手から半螺旋で二階の席に続くようになっています。
窓際には、農家の方の派手なポスター!インパクト大でした。
一階の案内された席に座ると目の前にサラダバー(井戸サラダと呼ばれている)
が待っていました。
数え切れない野菜がずらーーっと並んでいました。
ディスプレイ用の原体の野菜と食べる様のカットされた野菜が並べられていて、そこでスタッフが野菜の種類など細かく説明してくれるというサ−ビスは、野菜のことをきちんと知ってからチョイスできて、かなり高評価!
早速、丁度良いサイズのグラスにチョイスした野菜を盛り付け。料金は入れ放題で780円で楽しめます。
塩は「雪塩」でいただくのが一番美味しいと思いました。
一番に目を惹くのはソルトリーフ。だいぶスーパーなどでも見かけるようになってきましたが、周りに水滴がついてるようにみえて、見た目も綺麗。
食感はさくさくプチプチっとして、それだけで塩味十分。未体験の方は是非一度お試しを!
それに、小さな白菜、人参はひとみ五寸、ヤーコン、赤ピーマン、オレンジピーマン、オレンジ色のプチトマト
もちろん全て生。人参は甘くてしっかりした味、人参特有のにおいも感じず味はとても食べやすいのですが、もう少し食べやすい大きさにカットされていれば、文句なし!ヤーコンは梨のような食感と甘みで不思議。
赤ピーマン、オレンジピーマンは肉厚でとっても甘く、歯ごたえも十分あって
美味しいです。プチトマトもフルーツのようで甘く濃い味でした。
白菜もサクサク軽く甘くみずみずしく頂きました。
この農家の台所のコースメニューの特徴は
「野菜の比率で選べるセットメニュー」
今回は「野菜6魚2肉2」の比率でメニューを頼んでみました。
農家の台所に来たんだから野菜をメインにしたい気持ちで。
<オードブル>
左から、マグロのネギトロ、イクラとサワークリームのクレープ、
カブの岩のりあえ。
カブに濃厚な岩のりが意外と合っていてちょっとビックリ。
いくらとサワークリームも濃厚同士ですがさっぱりしてました。
彩りがとても綺麗。
<じゃがいもの濃厚スープ>
ごぼうの香りもして、
とても濃厚で美味しかったです。
ほうれん草もはいって、体にもいいですね。
<白身魚のソテーと三種類の芋フライの濃厚岩のり添え>
お芋がとにかく美味しかった。中でも安納芋が一番!
ジャガイモも甘くてサツマイモのようにホクホクしている。
白身魚と岩のりの絡みもいい。
<湘南みやじ豚のステーキ4種類のソースで>
アボガド、フルーツ、バルサミコ酢、乾燥人参の塩でいただきましたが
お肉の脂はやや多め。添え物の野菜がシメジや玉ねぎで
色目的にはトーンを抑えた感じ。女性にはこの辺りで少しお腹が重くなりかけるところでしょうか。
<野菜の天ぷら>
色も鮮やかで良い香りです。
人参、かぼちゃ、紅芋、みかん、サラダえのき(サラダバーでもいただける)
ターツァイ。こちらも、乾燥人参と塩で・・・。
天ぷらの下に敷かれてるのがターツァイで、冬はシャキシャキで霜にあたっているものは甘いはずなのですが、やや苦味がありました。どの野菜も甘くていいのですが、私のお腹にはお肉の後のてんぷらとしては量が多い感じ。
みかんがてんぷらなのも斬新ですが、お口直しとしては生でさっぱり頂きたい
という思いも・・・。
オーナーのまずいおすすめ「ジョミ」天然の木の実から摘出した飲み物で、ノニジュースのようなかんじ。そのままだとかなり渋いお味です。
面白いし、体にはとてもいいので悪くはないですね。
食事も終盤へ
<トリュフ丼とお味噌汁とシンプルな漬物>
トリュフが乗ってるなんて豪華です。お味噌汁は赤味噌で
玉ねぎや大根などが小さくコロコロにカットされたものが具。
赤だしなのでちょっと癖はありますね。
トリュフごはんは、醤油とバターが良い感じでこちらは文句無く食が進みます。
そしてお待ちかねの・・・気になった
<ホワイトイチゴ>!!
デザインが可愛いい!横に添えてあるのは練乳のジェラート。
見かけと違い、白イチゴも熟してしっかり甘さが乗っていました。
練乳ジェラートととっても合います。そうそうは出会えない贅沢品。
国立ファームで作られた苺。
野菜のイメージは、私にとって
健康、新鮮、自然、のイメージがあります。
それ以上に生産農家の顔を見せることで安心を得る。
生産地、時期、出荷日、栽培方法で安全を得る。
そこに、美味しく調理するだけで
それが全て整っていて、農家の台所になっている。
だからこそシンプルがもう少し欲しいという感じも。
野菜そのものを味わうのなら
生の野菜、蒸した野菜、煮た野菜、焼いた野菜にシンプルな味付けをするだけでもいい気がします。
凝った創作料理は他の店舗にも沢山あって
自分の手で野菜を作る人たちの食事はきっとシンプル肉じゃがや金平だったりするのではないでしょうか。
生産者の方が自分の作った野菜(全てを知りつくしている)を使って作るシンプルな料理こそ、一番野菜の美味しい食べ方だったりするのかな、と思いここでは勝手に言わせてもらいます。
もちろん、創作料理を否定なんて決してしないのですけど。
「美味しい素材をより美味しく食べさせてくれる」それが一番ですよね。