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2009年 3月 24日 (火)

「しんとみ」用賀

by ピーチ

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あん肝
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前菜(金時草の味噌和え)
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前菜(黒豆・芹)
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筍と肉団子
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九条葱のそば
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ふぐ刺し
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モズクとかに
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いちごとりんごのすり流し
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トマトのカプレーゼ
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みぞれ汁
1月14日
「しんとみ」用賀

世田谷の静かな住宅街の中にあるお店「しんとみ」に入ると
にっこりと笑うご主人が迎え入れてくれます。

席に着くと手のひらに乗るほどの湯のみが。
   ↓
<木の実のおかゆ>
濃厚な味とまろやかな香りの後は少し甘く、とてもあったかい。
冬の寒い道を歩いてきた私達にはとっても至福な味です。
前菜は小さい小鉢に・・

<金時草の味噌和え>
金時草は薄い葉なのに、噛むとサクサクと聞こえるほど歯応えがあり、
甘い味噌にからみとても美味しい。
収穫の状態によっては、もっと粘りがでてくるようです。

<黒豆の卵和え><セリの胡麻和え>
黒豆はふっくら甘く、卵との相性もぴったり。色も綺麗。
セリは香ばしいピーナッツの香りもして柔らかい味でした。

<あん肝寄せ>
苦手な私にも食べられたのは、きっと匂いもなく、
濃厚なのに、さっぱりしていたから。
<もずくとカニのりんごおろし和え>
食べているうちにりんごだと気付きました。、
すごく合います!酢が入ってるので、
さらにりんごの甘みが香って、絶妙。
グラスにはいっていてキラキラしてました。これは贅沢・・・。

<みぞれ汁>
だしと大根おろしが風味豊か。
濃厚なお豆腐も菜の花も筍も金時人参もそれぞれが味をしっかり引き立てていました。
フワッと柚子の香りを漂わせながら、温かい汁が喉をとおっていきます。
心も体もぽかぽかになる一品です。絶品!

<ふぐ刺し>
新鮮!ネギを巻いて食べると更に美味しいです。
<白金豚の味噌焼>
コースではふぐの白子のところを、食べられない旨をご主人に告げると
急遽こちらを出してくれました。甘辛い味噌がちょっぴり焦げて香ばしく
お肉も柔らかい。

<トマトカプレーゼ>
切れ目の入ったトマトを開くと、花が咲いたようなデザイン。
見た目も楽しいですね。マスカルポーネと甘いだし醤油が上品な味でトマトに合います。

<筍と肉団子のあんかけ>
木の実の香りがたっぷり!細かい筍にびっくり!

<九条ねぎと油揚げのうどん>
〆です。
天然だしの透き通った汁に
キラキラと光る油揚げ。
刻んだ九条ねぎがいい香りです。
汁まで飲み干せます。

お腹も満たされたところで、お楽しみのデザートは・・・
差し出されたカップには赤い飲み物が・・・
ん?と思いながら・・ゆっくりと口に流し込むと・・・

<林檎と苺のすり流し>
あまずっぱい味が・・・。
ただ、すった苺と林檎が混ざっていてまわりにやわいゼリーが囲んでるだけで
シンプルな素材の美味しさです。
濃厚で爽やかで、摘んだまま食べているようなイメージでした。

おかみさんの屈託のないこぼれそうな笑顔
静かに黙々と料理を作るご主人が、
ふとした瞬間に漏らす優しい笑顔。
そんな人たちが作る料理は温かく、繊細で上品で
日本本来の味が守られていると思いました。
野菜が美味しい、料理も彩りも味も最高です。

店の雰囲気、サービス、料理全てがこの上ない、これがこの店の顔となるわけですね。


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