2013年 10月 3日 (木)
野菜の高値が長期化の様子です
by 商品部
夏場の天候の影響を受け、野菜の出荷量のが増えず、
高値の状況が続いております。
弊社でも、レタスなど、例年よりも早く夏場の産地が切上がりを迎えた為、
次に続く産地の収穫を早め、産地をつなげるなどの対応をしております。
この為、まだ若干若い商品を収穫しなければならないこともあり、
引き続き小玉、軽量の傾向がございます。
何卒ご理解をいただけますようお願いいたします。
【以下日経新聞記事抜粋】
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■野菜の高値長引く 天候不順、ピーマンは2倍に
野菜の高値が長期化している。
東京の卸売市場では現在、ピーマンの卸価格が前年同時期に比べ2倍強。
キュウリやジャガイモなども高 い。
スーパーなどの店頭価格も同1〜3割高い水準だ。
天候不順で産地の切り替えがうまく進んでいない。
天候不順で野菜が軒並み上昇した 2011年夏は1カ月で 収束したが、
今回の野菜高は3カ月近くに及んでいる。
東京・大田市場で現在、ピーマンの卸値(相対取引・中値)は
150グラム70円強。キャベツは10キロ1000円弱、レタスは同 1900円弱。
大阪市場・本場でもピーマンが前年の3倍で、
レタスやタマネギ、ナスも5〜7割高い。
首都圏で出回る野菜の産地は夏は東北で、秋は関東へと移る。
東北は8〜9月に雨が多く、病害が広がり「作物の根が腐った」
(JA全農いわて)などの被害が出た。
気象庁によると東北地方の同じ時期の降雨量は平年を約1割上回った
逆に関東は夏の少雨で、葉物野菜などの種まきの時期が遅れた。
「最近の冷え込みで野菜の生育が遅くなっている」(卸大手の東京青果)。
東北からの野菜の出荷が例年より早く切り上がる一方、
関東での収穫が遅くなり、供給に空白期が生じた形だ。
出回っている野菜は 小さいものが多い。
ジャガイモやタマネギは産地の北海道で雨が少なく
「生育が十分でない地域が多かった」ホクレ ン農業協同組合連合会)。
キュウリやナスも小ぶりだ。
店頭価格も一部で上がっている。
都内の青果店にはキュウリを前年同時期より3割弱高い1本60円前後で
並べる例もある。ナスも5本 260円程度で同2割、ジャガイモや
キャベツも同1〜2割高いケースがある
■トマト・ピーマン値上がり
果菜類卸値3割〜2倍強、東北の低温と日照不足で
2013/9/10付
ピーマンやナスなど実を食べる野菜である果菜類の卸価格が高い。
東京・大田市場では現在、ピーマンの卸価格が前年同時期に比べ
2.3 倍の水準。ナスやトマトも30〜110%高い。
東北地方は9月に入り低温と日照不足が重なり、生育が遅れている。
夏休みが終わって学校給食向 けの需要も戻り、品薄に伴う高値となっている。
トマトは着色が遅れていることも入荷減の理由だ
9日、東京・大田市場では岩手産ピーマンの卸値(相対取引・中値)
が150グラムあたり74円。直近で最も安い8月下旬に比べて2倍 強だ。
ナスやトマトも8月下旬の安値に比べると6割高〜2倍の水準になっている。
「最近の高値で需要が鈍った」(卸大手の東京青果)品目もあり、
キュウリは8月下旬に比べ1割強安くなった。
現在の果菜類の主産地である東北地方は
9月に入ってから気温が低い雨の日が多く、
生育に気温と日照時間が重要な果菜類は出荷が遅れている。
トマトは日照不足で色づきが遅れているという。
9月第1週(8月30〜9月5日)の果菜類の1日の平均入荷量は前年同時期に比べ1〜2割 少ない。
8月に集中豪雨があった影響もあり「果菜類は前年に比べ軒並み
3割程度出荷量が減った」(JA全農いわて)産地もある。
8月中旬頃ま での高温で実が多く付いた反動もある。
業務用の需要は「葉物野菜の高値がいまだに続いており、果菜類に
シフトする傾向が見られる」(仲卸)という。
9月に入って学校給食が 再開し、需要が回復したことも8月に比べ
品薄になっている理由だ。
都内の青果店の価格はトマトの大玉が1玉100〜120円と前年同時期に比べ
2割程度高い。ナスは5本入り1パックが200〜240円、ピーマンは5つで
150円前後など前年並みだが、実のサイズが前年より小さいものが目立つとの指摘も多い。
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