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2012年 5月 18日 (金)

ベジフルサポーター勉強会♪〜前編〜

by ジュニア野菜ソムリエERI

5月15日、株式会社まつのにて、
ベジフルサポーター勉強会に
参加させていただきました。

今回は葉物野菜の中でも
“レタス”にスポットを当て、
アグリ事業部の佐藤文章部長から
お話を聞くことができました。



サラダに欠かせない存在の玉レタスは、
一年を通して安定供給が求められる野菜。
現在は茨城県産が主ですが、
来月中旬から9月末までは長野県、群馬県、北海道から出荷され、
10月以降は群馬県、茨城県、静岡県、九州などで生産、
12月から4月末までは静岡県や沖縄県、四国や九州など、
冬でも暖かい地域でレタスが栽培されています。
このように、北から南まで日本全国の産地をリレーしながら、
(株)まつのはお客様のニーズに応えているのです。

ちなみに、長野県内には川上村と上田市の菅平高原に
「まつの集荷センター」を設け、
6月中旬〜9月中旬頃までレタスを出荷していますが、
なぜ、長野県に2つのセンターが存在するのでしょうか?
それは、同じ県内でも川上村は太平洋側、
菅平は日本海側という異なる気候の産地で栽培することで、
異常気象による生育不良などの事態に備えているのです。

さらに、提携産地の生産者さんが
愛情込めて育てた大切なレタスを新鮮なまま出荷しようと、
収穫後のレタスの水分の蒸発を防ぎ、
鮮度を保つことができる
「真空予冷」システムを取り入れているそうです。


さて、佐藤部長のお話によると、
レタスは冬と夏では栽培期間が異なるそうです。

   冬 播種から20日で定植 定植後100日で収穫
     夏場のレタスに比べると小玉
     冬場のレタスはラップに包んで出荷することが多い

   夏 播種後20日で定植 定植後40日ほどで収穫
     栽培期間が短いけれど大玉

一年を通して、青果売り場に並ぶレタスも、
夏と冬ではこのように栽培期間が異なるのですね。

また、レタスは高温多湿を嫌うものの、
寒さにも注意しなければならない野菜。
低温障害がおきると小玉になってしまうほか、
収穫適期を逃すと大きくなりすぎたり、
カルシウム不足で葉先が枯れたり、
肥料が多すぎてもレタスの巻きに異常が発生し、
苦味の強いレタスになってしまいます。
しかも、定植時に深く植えすぎてしまうだけでも、
左右アンバランスな形になってしまうそう…
レタスって、実はとってもデリケートな野菜なんですね。


それでは、美味しいレタスの選び方とは…?

「形がととのっていて、巻きがふんわりとしていて、
 触ると弾力があり、軽いけど玉がしっかりとしているもの」

だそうです。



芯の太さが500円玉ほどの大きさのものを
選ぶようにしましょう。
 
また、レタスを洗う時には、
まず底辺部の芯を親指でギュッと押して
芯を抜き取ってから…





両手でざっくりとレタスを開き、
さっと流水で洗ってからちぎって味わいましょう。


包丁を使ってしまうと、切り口が赤くなるので要注意!

 
今回はレタスの栽培に関することから
選び方&食べ方まで詳しく教えていただきました。
佐藤部長、どうもありがとうございました。

あと1ヶ月ほどで
長野県の川上村や菅平産のレタスが出荷されます。
今年も美味しいレタスが
全国に届けられることを期待しています♪



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