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2010年 4月 16日 (金)

野菜高騰 関係団体が緊急協議

by トマトラヴ

農水省「規格外も出荷を」要請             〜共同通信・NHKニュース抜粋〜

 天候不順でネギやキャベツなど野菜の価格が高騰していることを受け、官民が緊急対策に乗り出した。農林水産省は16日、全国農業協同組合連合会(JA全農)に対し、野菜が十分に成長していなくても早めに出荷したり、大きさや形がふぞろいな規格外の野菜も積極的に出荷するよう要請した。

東京・港区で開かれた会議には、JA全農=全国農業協同組合連合会や主婦連合会など、生産者や消費者の団体のほか、流通や小売業界の代表ら14人が参加。
会議では、ことし2月以降の全国的な日照不足や低温で、野菜の生育に大きな影響が出て、今月上旬の時点で、キャベツが25%程度、レタスが50%程度平年に比べて値上がりしていることなどが報告されました。

このあと消費者団体の代表からは「値上がりの幅があまりにも大きく、規格外の野菜でも出荷するなどの努力が必要だ」という意見が出され、生産者団体からは「5月以降、天候が回復すれば、価格は安定していくのではないか」との見通しが示されました。

JA全農の酒井肇流通対策室長は「野菜が大きくならないうえ、害虫の被害も出ている。ハウスを二重にするなどの低温対策を取って生産量を少しでも上げていきたい」と話していました。

この問題で赤松農林水産大臣は、16日の閣議のあとの記者会見で「今後も高値が続くおそれがあるので、野菜の早出しをしてもらうなどの対応を取るよう求めたい」と述べました。農林水産省では生産者団体などに対して野菜の出荷を早めることや、規格外の野菜も出荷するよう要請することを、16日、決めました。

                           


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