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2010年 7月 26日 (月)

世界の異常気象の影響...

by トマトラヴ

日々最高気温の「最高」を上回るような猛暑が続いております。
この原因について気象庁ではペルー沖の海水温が下がる「ラニーニャ現象の影響」発表しています。

ラニーニャ現象の影響は
■夏は北に行くほど平年より平均気温が高くなりやすく、秋は残暑がきつい
■冬は一転して厳冬になりやすい傾向
になるそうです。

日本やフィリピンロシアや中国は猛暑続きで先日もお伝えした通りマンゴーやパインなどの収量が激減していることや、日本各地の野菜や果物の生育がおかしくなっていることなど、こうした流れのようです。

前回のご報告にて「長野は干ばつ」と報告しておりましたが今度は一転。夕方からすさまじい程の夕立に毎日見舞われており、リーフ類などは雨粒によって破けてしまうほどの状況です。

また現在が「冬」を迎える地球の反対側、南半球でもラニーニャの猛威により歴史的な寒波が襲っております。

アルゼンチンなどは日本と同じ「温帯」に属するのですが、「−14℃」という記録的な寒さで死者が50名をこえたというニュースが報道されておりましたが、南米チリなどでも寒波の影響で農作物に影響が出てまいりました。

【チリの柑橘】
については、寒波の襲来が断続的に発生しており、 寒波はレモンの産地を直撃。
影響は今のところ 20% くらいではないかとの現地の見解が伝わってきました。今後影響がでるとすれば、8月下旬以降となりますが、まだはっきりしたことは、言えない..状況です。

【オーストラリア産オレンジ】
春先の低温により花落ちが激しく過去にないくらい大玉(ネーブルは56玉中心)傾向で10月以降入荷のバレンシアにも多少の影響がでるかもわかりません。

野菜や果物は天候に左右されやすい商材ではありますが、ここまで世界的に天候に振り回されるのはあまりない状況です...

今後も随時各地の状況ご報告してまいります。


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