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2010年 9月 21日 (火)

「石川県産 食材求評懇談会 2010秋」

by ししまる

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『ルビーロマン』
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一口で頬張れない程の大きさ!
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高さんが持っているのは「いやさかかぼちゃ」・・・いやさか=家が栄えると書く縁起のよい粉質系のあまーい南瓜。
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パッケージもステキ☆
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『能登島赤土でゆっくり育てたいやさか南瓜とキャビアの共演
西瓜の上澄みをすくったゼリーのカクテル風』 
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北形 謙太郎さん(野菜ソムリエ、金沢市食育推進本部 本部員 専門委員)
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色彩豊かな青果達
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幻の梨「加賀梨」!!
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『丸柚餅子』
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『伝統製法で作られた飴色完熟ゆべしのフリット』
主催:石川県/財団法人いしかわ農業法人機構

会場:神楽坂 ラリアンス

能登野菜、加賀野菜、底引き網漁解禁後の新鮮な魚介類、新米など、約30団体の生産者が参加。

ラリアンスの料理長 鈴木剛志氏、
パティシエ 中田和孝氏によるオリジナルレシピで
食材提案会がございました。


入口を入ってすぐに目にとまったのがこの巨大なルビー色をしたブドウ。

その名も>「ルビーロマン」

お値段なんと・・・650g 約15000円〜

「赤くて日本一大粒のブドウが欲しい!」

そんな素敵な思いの元で、平成7年に石川県の農業試験場で
「藤稔」という大粒ブドウから採取した種を400粒播き、
食味・色・粒の大きさなど調査を繰り返し選ばれた1本。

さて、会場を歩いていると、
これまた珍しい野菜がたくさん並んでいる展示ブースが・・・。

「高農園」
ご夫婦で脱サラし有機農業を始めた野菜ソムリエの高さん。

お二人とも食べることが大好き過ぎて、
よりおいしい野菜を求めていたところ
それならいっそのこと自分たちで作ってみよう!!・・・と思い立って
能登島へ移り澄んで10年目。

海抜100m程の能登島赤土で芋類中心に作ってらっしゃいます。

瓜臭さがなく、なめらかな舌触りと甘さが特徴。
キャビアの塩気が一層甘みを引き立ててます。

会場内で一際目立つ彩り豊かな野菜をディスプレーされていたブースは・・・
「北形青果株式会社」


そんな北形さん一押しの果物がこれ!
「幻の梨」樹上完熟梨・・・『加賀梨』


こんな美味しい梨があるとは・・・
こんな梨は今まで食べたことナシ!!(・・・梨)

ジューシー感、歯切れの良さ、
そして甘いだけではなく爽やかな風味が楽しめる梨!
この会場内で一番印象的だった商品、
ぜひ皆さんに食べてみていただきたいですね。

でも残念ながら一般流通せず、収量ごくわずか。

とてもよい香り・・・たどりつくとなんでしょうこれは?
・・・なんと柚子です!
レプリカではございません。現物です。
江戸時代から、150年以上続く製法で作られた伝統菓子。


柚子の中身をくりぬき、餅米と秘伝の調味料を詰め、
蒸して自然乾燥させて再び蒸して
…これを20〜30回(皮と中身をなじませます)、
飴色になるまで繰り返すという、昔ながらの製法を守り続けています。

更に出荷は年に一度、製作に約4か月もの時間を要する稀商品。

1個・・・1575円!
食味すればこの価格がわかります、私には安く感じます・・・。)

衣が柚子の苦味と香りをまろやかにし、
後味の苦味もクセになるおいしさです。
ワインに非常に合う一品!

この他にも、フグ、黒鯛、ハタハタ、岩ノリなどの海産物、
能登牛、鹿肉、ワイン、米などなど。

石川県食材は色彩の明るい商材が多いのが印象的でした。

また、加工品の種類も非常に多く、
伝統製法を守るのはもちろんのこと、若い方を中心に、

更に石川県全体を盛り上げていこうという意欲が感じられるような
伝統食材をアレンジされた加工品の数々が展示されてました。

どれも歴史を感じることのできる野菜ばかりでしたが
PRにこられていた生産者の方々は若い方ばかり。

伝統野菜・伝統料理などを若い世代が受け継ぎ、
それをさらに現代のニーズに合わせた方法で次の世代に繋いでいく。

素敵な形で伝統継承を行っているのだと感じました。

まさに『温故知新』の言葉通りですね。

古き良きものがいつまでも受け継がれるように
これからも素敵な野菜を紹介していきたいです。


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