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2010年 11月 30日 (火)

フルーツの楽園 宮古島レポート

by シニア野菜ソムリエmiwa

宮古島に出張に行っていた社員から、
珍しい野菜や果物のレポートがありました。

宮古島と言えば国産のマンゴー
パッションフルーツドラゴンフルーツなど、
南国フルーツが採れるので有名ですよね。



まだ時期ではないので、マンゴーの果実は見られませんが、
島内の「あたらす市場」に行くと、
珍しい野菜や果物たちに出会えるそうです。



宮古島ゼンマイは地元でも入手困難と言われる野菜で、
宮古島の山に生えているものを全て手摘みで取っているそうです。

当然のことながらいつでも生えているわけではないので、
この時期限定の希少価値のあるものです。
それが150円で買えるのも地元ならではですね。



こちらの市場では「はるだま」という表記になっていますが、
「はんだま」とか「水前寺菜」とも呼ばれるキク科の多年草

紫とグリーンが鮮やかな美しい葉物野菜で、
主にサラダとしてこの地方では食べられているそうです。

血行不良や貧血・目の疲れ・目の腫れなどの予防になり、
ビタミンA、鉄分、カルシウムを含む夏の健康野菜

こちらも1袋100円とお手ごろ価格です。



次はにんじんもどきという名前もユニークな野菜です。
1袋100円

別名アフリカほうれん草とも言われ、ほうれん草と同じく、鉄分が豊富で加熱すると粘り成分が出てくるのも特徴です。




本土ではほとんど手に入らない国産の島バナナ。1房400円

小ぶりですぐに熟してしまうので、流通の事情から、
なかなか本土には出荷できないそう。



小さなキレイなオレンジ色の島唐辛子。1袋500円

沖縄では沖縄そばをはじめ、
お味噌汁にもお刺身にも島唐辛子が入っているほど、
地元ではお馴染み。

辛いものが好きな方にはたまりませんね。



本土では輸入品でもかなりの高級品として売られている
ドラゴンフルーツ

宮古島ではミネラル豊富なアルカリ性土壌を利用しているので、
糖度の高いドラゴンフルーツの栽培に成功したそうです。

それからドラゴンフルーツには形によって簡単な見分け方があります。
楕円型だと果肉が白く、丸型だと果肉が赤い。

上の写真は楕円形なので、果肉が白いことになりますね。

普段は贈答品コーナーでしか見かけないドラゴンフルーツが、
袋入りで並んでいるところも新鮮です。
1袋2個入400円



こちらはカラフルなパッションフルーツの写真です。

黄色のパッションフルーツはかなり希少性があるそうで、
台湾ではウィルス病対策として重宝されているようです。




害虫の問題で本州には入れられない、と言われている紫やまいも
味は通常のやまいもとほとんど同じですが、
すりおろすとキレイなになるのが特徴で、
やはり紫系野菜の特徴であるポリフェノールが豊富なんだそうです。

贈答品用のネット通販では、1本、数千円の値段がついていましたが、
1本420円で買えるそうです。



宮古島では「うりずん」と呼ばれる四角豆
害虫がつきにくく、無農薬でも育ちやすいのが特徴です。

最近は東京の市場でもよく見られるようになりましたが、
所変われば呼び方が違うのも、楽しい発見になります。

写真だけ見ていると冬とは思えないほど
食材が豊かですね。

私もまだ国産の島バナナパッションフルーツを食べたことがないので、
ぜひいつか、現地で堪能したいと思いました。


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