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2010年 12月 29日 (水)

コカレストラン有楽町試食会報告

by ジュニア野菜ソムリエwasabi



タイ現地に本店があるタイスキで有名なレストランの日本支店のひとつです。

タイにいるかのようなインテリアで、
普段は会社帰りの会社員やOL さんに人気のお店です。

タイに駐在していた方も懐かしい味を求めて、来店される方も多いそうです。


試食料理と感想



・ソムタムタイ(青パパイヤのサラダ)

ちょっとピリ辛のソムタムを食べた後、キャベツの甘さで口の中から辛さが消え、
ソムタムとキャベツを繰り返し食べることが病みつきになってしまいます。




・パッパクブンファイデーン(芯空菜の強火炒め)

芯空菜の程よい固さ・鮮やかな緑色とピリッとした辛さが食欲を
掻き立てられます。




・パッパカナームーグロー
 (カイラン菜とカリカリ豚のオイスター炒め)


カイラン菜にカリカリ豚の旨みが絡まり、
それでいて脂っこくもなくピリカラ好きにはたまらない1 品です




・タイスキ

白菜・青梗菜・芯空菜・レタス・ヤングコーン・エノキタケ・しめじ・
椎茸・ねぎ・豆腐・キクラゲ・パクチーいかボール・フィッシュボール・
シュリンプワンタン・鶏もも肉・ミニ紋甲イカ

お野菜は16 種類の中から、単品での注文もできます

カイラン菜にカリカリ豚の旨みが絡まり、それでいて脂っこくもなく
ピリカラ好きにはたまらない1 品です





コカレストラン館山取締役のお話

いろいろな野菜を試してはいるが、
タイ現地の味をだすという方針を考えると、
現状の野菜を変えることは難しいかもしれない。

タイスキに向かないや野菜は、イモ類・カブなど火を通すと粘りがでるもの。

パプリカなど他の食材に匂いが移ってしまうもの。

お客様がお話に夢中になってしまうと、
鍋の中で野菜が煮詰まっていることがあり、
ブロッコリーなどはメニューから外したということ。


試食の感想

日本でも、タイ人経営のお店に通っている私には
とても上品な味のタイ料理だなあ。と感じました。

タイスキに関しては、お野菜の火のとおり・順番など関係なく、
鍋に入れていたのを見て、葉物 特にレタスに関しては、
火をさっと通す程度が歯ごたえも残り、
より美味しくいただけると思うと残念でした。


現地での提案

・ソムタムタイには、青パパイヤに水でアク抜きしたヤーコンを
 入れてみたことがあり、ヤーコンの苦味が、
 スイートチリやパクチーとも合うと提案。

・赤みがなく寂しいというタイスキのお野菜には、赤大根を提案。


タイスキに関する新たな提案

現在野菜のメニューは、白菜・青梗菜など品目が記載されているのみで、
産地なども記載されていません。
(セットでなく、野菜ごと単品での注文も可能。)

現在タイスキ専用のメニューがあり、
食材の入れ替えはメニュー変更のコスト面を考え躊躇されることが
考えられます。

季節旬の野菜に興味をもたれていたので、
まつのから提供する際は、例えば、
「野菜ソムリエおすすめセレクト」として、
各野菜の特徴を写真で解説し、食するタイミングも記載することで、
お客様に口頭での説明プラス視覚面からも伝えることができ、
煮えすぎも防げるかもしれません。

A4 でパウチしたメニューであれば、納品物が入れ替わっても
入れ替えが簡単にできるはずです。

季節ごとの入れ替えであれば、お客様から飽きられることもなく、
人気が出たメニューについては、レギュラー品に加えられることも
出てくるはずです。

タイスキの通販もされていたので、
野菜セット提供できるチャンスもあると思われます。


例)
たけのこ白菜…たけのこのような形の中国野菜。歯ごたえがあり、
生でもOK!!

さっと火を通すだけでもおいしくいただけます。

有楽町・丸の内エリアで野菜を提供している多くの店は産地などを
メニューなどに記載していますが、アジア料理・タイ料理については、
記載されているお店は多くありません。

ヘルシー嗜好の女性が多いエリアなので、
野菜の伝え方を変える事が新しい集客にも結びつくのではないでしょうか?

ジュニア野菜ソムリエwasabi


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