<< 前のページへ 2011年3月の記事 次のページへ >>
2011年 3月 8日 (火)

【緊急】アボカド残留農薬検出で品薄です

by トマトラヴ

残留農薬問題でアボカドの入荷が不安定です

今年に入って二度、殺虫剤『アセフェート』が一律基準(0.01ppm)を超えて
検出されたため、厚生労働省は2/18、すべてのメキシコ産アボカドでの
残留農薬検査を行うことを命じました。

そんななか、3/7入港のアボカドからも基準値を超える殺虫剤
【メタミドホス】【アセフェート】が検出され、
廃棄もしくはメキシコへの積み戻し処分
となりました。

全量検査によって通関が数日遅れることと3/7分の入荷がなくなり、今後しばらくの間、極品薄状況が続く見込みです

ご利用いただいているおお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、
現在の情報からすると、3月22日ごろまで、この状況が続くのではないかと予測しております。

商品の確保と品質の安定には最大限務めさせていただきますが、お店様に置かれましても、納品の商品のうち
多少の青玉や、変色、軟果に関してはご利用いただけますようご協力の程よろしくお願い申し上げます。

また、アボカドをめぐる世界的な情勢としましても、
チリ産・カリフォルニア産が不作のため、主要輸入国のアメリカ本国が、
メキシコ産への引き合いを強めております。
陸続きのアメリカが日本よりも高値で買い上げるため、産地のメキシコは
対日輸出を軽視した出荷をしているようです。

検出される殺虫剤がメキシコで売り出し中で使用頻度が高いことと、日本の
残留農薬制度の矛盾と言われる一律基準(特定農薬と違って基準値が0.01ppmという
検出限界に近い低い値に設定されている)ことを考えると事態の収束には
まだ時間がかかりそうです。

以上、ご報告いたします。


<< 前のページへ 次のページへ >>









RSS