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2011年 8月 31日 (水)

長野県の各品目の情勢につきまして

by トマトラヴ

出荷量の減少や、台風の影響が心配されておりますが、現在レタス等の洋菜類の主産地である長野県の情勢につきましてご報告をさせていただきます。

レタス類
低温・日照不足により、玉伸び悪く、小玉傾向が続いています。
このままの天候が続くと、更に出荷量が減少が懸念されます。
また連日の降雨で、薬の散布が出来なかった畑では病気が発生、数量は減少しております。
強い雨に打たれたことと、病気により外葉が痛んでいるものが見られ、9月に入っても小玉傾向はしばらく続く見込みです。
定植間もない株は雨の跳ね返りなどから、下葉が傷みそのまま成長をすると、9月中旬以降、その傷みから来る病気にかかる可能性が、懸念されます
さらには、週中からの台風の影響が懸念され、病気や腐れの拡大が予想されます

白菜
前進傾向が顕著で、例年なら9月上旬に出てくる作型が、適雨・適温によりこの時期から出始めている。玉流れは大玉主体。この時期としては多い
レタス同様に曇天と低温の影響で9月上旬まではいっきに増えてくる状況にはなく、増えてくるのは9/10以降の見込み。

ブロッコリー
下等級の発生がかなり増えています。
要因としては、お盆前まで比較的乾いた干ばつ気味の傾向で推移してきたのに対し、お盆を過ぎてからの連日の曇天・降雨により、生育終盤の株が水分と一緒に肥料養分をいっきに吸収し、腐れや変形が多発したことにあるようです
雨の影響で現在は生育速度が遅れており、数量は減少しています
またここ数日の降雨により、不形果や腐りの発生が心配される。
薬剤散布を行いたいが、雨が降り続けているため作業できず、これにより、今後病虫害の発生も増えてくるのではないかと懸念されます

セロリ
ここ数日の低温の影響はほとんど無いが、お盆前までの高温によって
芯腐れ・黄変の発生があります。
しかしここにきて天候は曇天傾向ということや気温も低めで推移しているため病害については若干落ちついています。
しかし、思ったより雨の影響強く作業が出来ずに、数量が落ち込んでいる
9月に入れば回復してくる見込みですが台風の影響が懸念されるます
 
以上です。

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今後もかなりひっ迫した状況が続く見込みとなっております。
入荷のレタスやサニーレタスなどにも、病気による商品不良が多く見られます。

雨により水分を多く含んだ葉は、とても傷みやすくなっていますので、お店での取り扱いにつきましても十分ご注意くださいますよう宜しくお願いいたします。








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