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2011年 11月 18日 (金)

山梨県産地見学

by 野菜ソムリエyoko

山梨県に「あけの金時」「大塚にんじん」の産地見学に行ってきました!
茅ヶ岳や八ヶ岳に囲まれており日照時間が長い土地☆その為、青果物はよく育ち、糖度が上がります☆果物の産地として有名ですね♪
 
 ☆「あけの金時」☆

 
 
 


 
 山梨県の新たな産地化を図る為に金時芋の品種の中から明野の土地に合う品種を選別して、苗作りから始めたサツマイモ。
・甘み
・変色しにくい
・焼きいも・加工用両方に適している
・筋がない為、先端から可食部100%
という特徴〜
 収穫時期は9月から10月の為、収穫済みで選別作業を行っている途中でした!
 

 
 青果用だけでなく、学校給食やお菓子用としても出荷しています。
貯蔵庫内もしっかりと温度・湿度管理されています。
湿度が満たないこともあるため、床に水を撒いて湿度管理もしていました。
学校給食で「あけの金時」を使用するようになって、給食を残す子供が少なくなったそうですよ☆最近では収穫体験を行って、食育にも力を入れているそうです♪

 「あけの金時」が最も美味しく味わうには、焼き芋。高温で焼くのではなく、低温でじっくり時間をかけながら焼くとしっとりとしていて、とても甘いあけの金時が味わうことが出来ます!
高温で焼いてしまうと、しっとり感が出ず、パサパサになってしまうので、じっくり急がす焼くことがPOINT☆
その他、地元ではに天ぷら、サラダに色々な果物を入れて食べるそうです。
 



 
 


 
 ☆大塚にんじん☆

 大塚にんじんは、古くから栽培されている伝統野菜。しかし昭和30年代に野菜から果物に転換する農家が増え、作付面積が減少したけど、最近の伝統野菜の見直しで生産量が増えているんです!!
八ヶ岳の火山灰を使用した土壌「のっぷい」で作っているので、土には石ころはなく
きめ細かいのが特徴です。
・濃い鮮紅色
・甘みと香りが高い
・1m近い長さ
・カロチンは通常にんじんの1.5倍、ビタミンやレチノール含有量も豊富

最盛期には重機を入れて土を掘る、抜くのは手作業。昔は、全て手作業で、掘り棒という鉄で出来ている棒で収穫していたそうです!!大変な作業ですね。。。




人参の葉も鮮やかな緑色、食べてみると、葉もにんじんの香りがしてとてもミズミズしかったです。収穫時には、もっと味が濃くなるそうです!!食べた〜い☆
にんじんの葉は、梱包する際に幅をとってしまう・根部の栄養が葉にいってしまうとのことで、収穫時に切り落としてしまうんです。多くのカロテンやビタミンも含まているので、処分するのにはとてももったいない部分なんです。私は人参の葉が手に入ると、バーニャカウダ・炒め物・天ぷら・・・として頂きます♪ 

実は大塚にんじんは、色の濃さ・実の柔らかさ・皮が薄い為、お正月に使用するにんじんとして使われているんです。ジャムやケーキ・うどんに練りこんである商品もあって人参を色々な形で楽しむ事が出来ます☆



 実際に産地に行って、生産者の方とお話をさせて頂くと、商品にかける熱い思いが伝わってきますね♪
 


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