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2012年 7月 20日 (金)

うるおいの大地のエコでにっこり〜エコにこかづの【秋田県鹿角】

by admin

鹿角は秋田県の北東部にあり、
青森県、岩手県と隣接し、十和田湖を臨む自然豊かな土地です。

古代の古墳や縄文時代の遺跡が多く、
食文化ではきりたんぽ発祥の地として有名です。

鹿角では稲作「かづの淡雪こまち」をはじめ、
トマトきゅうりの他、リンゴアスパラ等の生産が盛んです。
農薬・化学肥料の使用を通常の5割以下に抑え
資源循環型のクリーンな農業で生産された
これら特別栽培農産物

「エコにこかづの」という愛称で呼ばれています。

訪問した日は昨日までの暑さが嘘のように涼しく
県内全域で低温注意報が発令されたほどの気温でした。

まずはトマト部会木村和夫部会長のハウスにお邪魔しました。



トマト部会は昭和52年に発足し、
当初は露地栽培でスタートしました。
60年に一部の農家でハウス栽培を導入し、
平成元年には部会全体がハウス栽培に統一され、
高品質なトマトが安定的に出荷されるようになりました。
そして平成12年には、マルハナバチの導入と同時に
特別栽培農産物の認証を取得し、

環境に配慮した、安全で安心なトマトの生産に取り組んでいます。

木村さんの目指すトマトとは
「糖度と酸味のバランスが良い、風味のあるトマト」



収量よりも食味と安全性にこだわっています

梅雨の大雨により全国各地は大きな被害を受けましたが
こちらもかなり雨量が多く
ハウス内の端の方では一部冠水する程でした。
その影響でトマトの根っこが窒息状態になり
樹の先端がしおれてしまいました。



こうなってしまうとこれ以上生育しなくなってしまうので
地中に酸素を注入するなどの手当てをしなければいけません。

同じハウス内でも水捌けの良い場所では無事たわわに実っており
色着きを待つばかりです。






こちらはアスパラ部会の部会長の石井照行さんです。



今年は夜の気温が低く(積算温度)、出荷量も少ないそうです。

部会では堆肥などの有機質肥料をふんだんに使用しており
農薬を一切使用せずに、

手間暇と愛情をかけて育てています



石井さんの育てるアスパラは

味わい深く緑の色が濃く鮮やかなのが特長です。

石井さんはアスパラが大好きで毎日のように食べています。
食べ方はサラダ、てんぷら、炒め物など色々ですが、
一番のお奨めは炭焼きだそうです。







きゅうり部会金沢広美さんの悩みはお盆だそうです。



きゅうりの栽培をはじめてからの10年間、
お盆期間が出荷のピークと重なってしまい
お盆行事に参加できないそうです。



きゅうりの収穫は朝晩二回なので、
ピーク時には量もたいへん多く本当に疲れるそうです。



そんな金沢さんのがんばりを見てか
きゅうり畑を飛び交う蜂達も一生懸命に受粉に活躍していました。


鹿角では
「日本一品質の良い安全、安心な農畜産物を生産しよう。」
のスローガンの元
今年もみなさん頑張っています。


☆かづのの農産物は7月から10月中旬までのお届けとなります。


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