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2012年 8月 3日 (金)
鮮度へのこだわりと新たな取り組み…【まつの菅平集荷センター】
by ジュニア野菜ソムリエERI
長野県上田市から須坂市にかけて広がる菅平高原。
自然豊かな環境と夏でも爽やかな気候に育まれ、
収穫されたレタスやキャベツ、ハクサイなどの野菜は
まつの菅平集荷センター
へと集まります。
中曽根農場さんの圃場は、標高1500m、
大松山スキー場のリフト横のゲレンデにも存在します。
この風景には驚きですね!
さて、センターに集まった野菜たち、
収穫後も呼吸を繰り返し、水分が蒸発してしまうので、
鮮度がどんどん劣化してしまいます。
そこで、遠く関西や九州方面へと出荷するため、
バキュームクーラー(真空予冷)システム
を取り入れています。
こちらが、その
真空予冷機
。
フォークリフトを使ってコンテナを運び込んでいきます。
通常、野菜の芯まで冷えるには冷蔵庫で24時間かかるところ、
この真空予冷機を使うと、約20〜30分ほどで、
レタスの芯の温度が2〜3℃にまで下がるそう。
庫内を真空にして、温度を下げることで、
野菜の中心部まで冷やすことができ、
収穫後の鮮度を保ったまま出荷できます。
レタスを中心部分まで冷やすと、
屋外に常温で1時間置いた場合、
外葉は温まっても芯は冷えたまま。
そのため、トラックの積み下ろしに時間がかかったとしても、
レタスの鮮度に影響は無いとのこと。
葉物野菜だけでなく、
果菜類なども真空予冷を行ってから出荷するそう。
ただし、セロリだけは繊維質が変化してしまうようで、
真空予冷には適さないとのこと。
真空予冷機で冷やされた野菜たちは
トラックが到着すると同時に積み込まれ、
菅平からから東京、関西、九州と各方面へ運ばれていきます。
フォークリフトを使い、
野菜がたっぷり詰まったコンテナやダンボール箱を
真空予冷機や保冷庫に出し入れする様子を拝見し、
新鮮な野菜を届けたいという吉川文夫センター長の想いが
ひしひしと伝わってきました…
ところで、今年、菅平センターの前には
新たにビニールハウス5棟が設置され、
試験的にハーブの栽培が始まっているそうです。
ハーブの栽培にご協力いただいているのは、
千葉県で
有限会社サン農園「ハーブアイランド」
を運営する
渡邊勇
さん。
http://www.herbisland.co.jp/
菅平からどんなハーブが出荷されていくのか…
今後に期待したいですね!
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