<< 前のページへ 2012年11月の記事 次のページへ >>
2012年 11月 9日 (金)

創業95周年記念トキタ種苗大利根研究農場オープンデー

by ジュニア野菜ソムリエmiyo

創業95周年記念トキタ種苗大利根研究農場オープンデー
の初日に行ってきました。
最新の野菜や花の育種成果や資材を一同に集めての展示会です。

天気も良く大勢の人で賑わっていました。
こちらの研究農場では、選別した種を交配、育成し、品種改良し、
新しい品種を作られているそうです。
畑には数えられないほどの品種の野菜が栽培されていました。

同じキャベツに見えますが、立て札毎に全て品種が違います。
他にもホウレン草、ネギ、大根、小松菜等々、
それぞれ何種類もの品種が栽培されています。
素人の私が見てもなかなか違いは分かり難いのですが、
それぞれ、病気に対する抵抗を高めたもの、播種や収穫の時期が異なったもの、
形や色の異なったもの等があり、
普通にスーパーで売られている、毎日同じ種類ように見える野菜も、
細かく見ると幾つもの品種が存在しているという事を初めて知りました。
その時々で環境に合った品種を選んで栽培されているんですね。
生産者の方々は種苗会社の方に相談しながら新しく栽培する種等を探していました。

ジャガイモもこんなに沢山! 18種類もありました。


珍しい野菜も沢山栽培されていました。
茎が細くて柔らかいスティックカリフラワーカリフローレ

少し房が開いてきたくらいが収穫時だそうです。

筋の無い絹さやえんどうスジナイン

筋が無いので取り除く手間が省け、大量調理等にも重宝しそうです。

こちらは水耕栽培で試験栽培されているスティッキオ

スティッキオはイタリア野菜フィノッキオ(フェンネル)を品種改良したもの。
露地栽培、ハウス栽培、水耕栽培で栽培方法を変えて試験しているそうです。

こちらではカボチャやスイカを棚で栽培していました。

棚で栽培することで、実に傷が付きにくく、収穫もし易いとの事で、
葡萄や梨等の空いている棚の活用を提案されているそうです。
空中にぶら下がっているカボチャは、とても新鮮でした。


お昼は試食コーナーが大賑わいでした。


大宮のイタリアンレストランベネチアの小川シェフによる料理実演も行われていました。


沢山の試食をいただきました。

【左のお皿】
☆生で食べてもおいしいベビー白菜娃々菜のチョレギサラダ
   …シャキシャキしていて甘みがありました。
☆寒さにあたって甘くなる寒味ホウレンソウの菜種ドレッシングサラダ
   …柔らかくて、苦味やえぐ味は無く、サラダでもいけました。
☆加熱すると甘いちゃんこ葱の煮びたし
   …甘くてとろっとして美味しかったです。
☆新品種ステイックカリフラワーカリフローレ
   …茎も柔らかく、甘味があって食べやすいカリフラワーでした。
☆ぷちっじゅわっあまっのトウモロコシミルキースイーツ88ST
   …とっても甘かったです。
【上のお皿】
くり将軍かぼちゃのプリン
   …濃厚でプリンにピッタリでした。
☆小川シェフによるスティッキオとイワシのパスタ、スティッキオのバーニャカウダ
   …セロリの臭みを減らした感じで生でも食べやすいです。
    パスタには小さく刻んで炒められていてイワシとの相性もバッチリでした。
その他、
セルバーティカ入りのお味噌汁
セルバーティカ入りのおにぎり
   …セルバーティカはルッコラの原種。和風なメニューにも、意外と合ってました。


帰りに、販売されていた娃々菜、セルバーティカ、ぷちピーを買って帰りました。

ぷちピーは生で食べられるプチピーマン。
甘味があって丸ごとかじっても美味しかったです。サラダの彩りにも良いですね。
セルバチコは早速お味噌汁に入れて食べました。くせになりそうです。


日本の農業を支えている種苗会社、生産者の方々の熱気を体感し、
とても貴重で有意義な経験ができました。
ありがとうございました。


<< 前のページへ 次のページへ >>









RSS