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2013年 2月 10日 (日)

石川県産食材求評懇談会 2013冬

by ジュニア野菜ソムリエDeco

今日は『石川県産食材求評懇談会・2013冬』に参加させていただきました。
夏に続き、二度目の参加です。

本日の会場は六本木の『CROSS TOKYO』





石川県知事様、今日のお料理を担当してくださる料理長の増山明弘氏のご挨拶があり、懇談会がスタートしました。

入口を入ってすぐに目に入ったのは、『連だより』様の「加賀れんこん」
世帯あたりのレンコン支出額が全国一という統計もあるほど、石川県民はレンコン好きなのだとか。



こちらの試食は加賀レンコンで作ったガレットに桜えびをのせたピンチョスです!
加賀レンコンはでんぷん質が多く、粘りが強いためつなぎをいれなくてもいいくらいなのだそう。
モチモチのレンコンとカリカリの桜えびの食感のコントラストが絶妙です。



こちらは、夏の懇談会でもお話を伺った『高農園』
夏にも珍しいお野菜をたくさん扱っておられましたが、冬も紫色のじゃがいも「シャドークイーン」や「黒大根」「などがちょっと変わったお野菜が並んでいます。
冬場のオススメは冬に甘味の増す根野菜だとか。
試食には赤土さつまいもの2色のニョッキに紫芋の甘いソースをかけたものをいただきました。



会場には30を超えるブースがありましたが、今回の懇談会ではきのこ類を扱っているお店が数多く見られました。

『渡津農林会』様ではしいたけやきくらげなど原木きのこを扱っています。
試食は肉厚の「原木しいたけのタルト・エストラゴンの香り」
椎茸というと、なんとなく和食か中華・・・というイメージですが、洋風のタルトというのはとっても新鮮でした 。



たくさんの食材がある中で、一番目をひいたのが、この椎茸「のとてまり」
手のひらくらい大きくて、どっしりとした肉厚のジャンボ椎茸です。



奥能登で多く栽培されている原木しいたけの品種は「菌興115号」。
能登の気候風土に適して大きく育ち、「のと115」の名で出荷されているそうです。
その中でも、傘8cm以上、厚み3cm以上、巻き込み1cm以上という規格をみたした極上品を「のとてまり」としてブランド化しているのだとか。
2月の一ヶ月間は「のとてまり・のと115マンスリー」と題して、金沢のホテルや料亭で創作料理が食べられるイベントも開催されているそうですよ!

こちらは『おおた農場』



石川県白山市渡津町の「蛍の里」から生まれたお米、「渡津蛍米(わたづほたるまい)」は、田植えが済んだ田んぼには、6月以降から刈り取りまで農薬を一切使用せずに作っておられるのだとか。
平成23年・24年産米は米・食味分析鑑定コンクール国際大会にて都道府県選抜に2年連続入賞、平成24年度米は金賞を受賞されたそうです。
「身体に少しでも安全で安心なお米つくりを」と作られたお米は、もち米のようにモチモチで本当に美味しかったです。

そして『中浦屋』様の「丸柚餅子(まるゆべし)」



柚子の中身をくり抜き、調味した餅種を詰めて蒸し、半年間も自然乾燥させてつくる、輪島を代表する銘菓なのだそうです!!
じっくりと時間をかけて作られた美しい飴色と柚子の香りでとても上品なお味です。
今日の試食「丸柚餅子の風味を閉じ込めたショコラ」はチョコレートケーキとの相性が抜群。ワインにも合いそうです。
海外でも販売されているそうで、英語のパンフレットもありました。

こちらは『ぶどうやさん西村』様の100%のぶどうジュース。



糖度18度以上の単一品種で作りあげたこだわりのぶどうジュースは、お砂糖が入っているのかと思うくらい甘くて濃厚。
甘味料、酸味料、香料、防腐剤無添加の安全安心の飲み物です。
試食は濃縮したマスカットベリーAジュースのソースをムース・ド・フロマージュに添えていただきました。
『ぶどうやさん西村』様では施設内でぶどう狩りの他、古代の火起こしピザ焼きや石窯ピザ焼き、バーベキューなどもやっておられるのだとか。

今日の懇談会にはお野菜だけでなく、お肉やお魚も出展されていて、「能登牛・能登豚の生ハム・アスパラガスとパルミジャーノのビスマルク風」、「鯖のこんか漬けと豆腐のリエット」、「阿岸の七面鳥もも肉のスモーク・胸肉のヴァプール・新鮮な肝ソースにクレソンのサラダ添え」などなど、料理長・増山明弘氏のオリジナルメニューでいろいろ試食させていただき、石川県の食材を満喫しました。



おおた農場様の「渡津蛍米」、華乃蔵様の「しそジュース」、渡津農林会様の「乾燥きくらげ」、きたむら農園様の「干しぶどう」、新海塩産業様の「珠洲(すず)塩」、医王草もちグループ様の「ころだんご」「金時おこわ」「二俣みそ」など、たくさんのお土産もいただいたので、家でも石川県の食材を楽しませていただきたいと思います。

石川県は季節によって美味しい食材もいっぱいで、ますます興味が湧きました!ぜひいつか行ってみたいです。

食材求評懇談会では、生産者の方々に直接お話を聞くことができ、とても貴重な経験になりました。


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